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生命が存在する奇跡/存在し続ける奇跡

自分が生きているということは、
自分の親が生きていたということで、
祖父母が生きていたという証です。

その先は果てしなく古代に向かってつながっています。
人類の原始まで行った先は、動物としての親子関係がつながっており、さらにその先は、微生物の時代があったのでしょう。
最終的には、有機分子の原始にまで到達します。

自分が生きているということは、
少なくとも生まれた時点での親子関係が途切れることなく続いてきた結果です。有機分子の原始から、現在に至るまで。
その間、何億年あるのでしょうか?

長い長い年月。気が遠くなるほど地球が太陽の周りを繰り返しまわる間、一度も親子関係が途切れることなく続いた生命の営みが、自分の存在につながっているのです。

自分は、有機分子からいきなり生まれたわけではありません。

自分は果たしてこの生命の連鎖を、断ち切っていいのだろうか?
自分の代で、終わりにしていいのだろうか?
今更ながらに思いますが、もうどうしようもありませんね。
どうしようもありません。

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