XD編集部が気になったCX関連のニュースや記事 #89 (2024/2/16)

編集部より

XD編集部の川久保です。

今週は雑誌「XD MAGAZINE」で取材した椅子研究家の織田憲嗣さんのインタビューをウェブでも公開しました。近現代における優れたデザインの日用品を長年にわたり収集、研究していくなかで培われた審美眼の持ち主である織田さんに、人とモノとの関わりや、デザインを未来につなぐ意義について尋ねました。

また、もう一記事は昨年公開のK&K「缶つま」を紹介する記事です。100円ほどの低価格と非常食のイメージが強かった缶詰市場に、一缶500円~15,000円の高価格と「酒の肴」に特化した商品構成で勝負。「高級おつまみ缶詰」という新ジャンルを開拓し、13年を迎えたK&K「缶つま」の物語をご紹介しています。

最近の更新記事

【インタビュー】織田憲嗣|未来につなぐ贈り物——人とモノとの関係性
K&K「缶つま」が切り開いた“高級缶詰”というジャンル。その道筋とこれからの挑戦を探る

最近のXD編集部が気になったニュース

最近の気になったニュースをお届けします。

・万年シェア3位から1位へ。味の素「ザ★チャーハン」に学ぶ、アイデアが上手くいく4つのポイント【マーケティングアジェンダ東京レポート】
味の素のチャーハンのヒットストーリー。従来ファミリー向けが常識だった冷凍チャーハンを、男性向けに切り替えて大ヒットしたそうです。買っている人と実際に食べている人が違うという話ですが、購買データからはわからない実際に利用する人のことを知るということの重要さですね。


・「東京駅で売れるスイーツ」を次々と生み出す…菓子メーカー「寿スピリッツ」の知られざる経営戦略
鳥取県の観光土産菓子メーカーが東京駅で菓子店を14店舗展開するなど、全国の土産菓子を作っているというお話です。土地の特産品を使った地域密着のお菓子を前面に出し、その商品は他地域では売らないという戦略だそうで、おそらく子の会社の存在を知っている人はほとんどいないのかなと思いましたが、人々に受け入れられるお菓子を各地で作れるのは凄いなと思いました。


・危機的状況から世界的スキーリゾート地に、ニセコが成し遂げたV字回復の秘密世界中からスキーのためにニセコに人が訪れてるという話を今年は聞くことが多い気がしますが、その裏側が解説されています。何もせずに人が集まっているわけではなく、民間による観光協会や情報発信を以前から行っていたこと、そしてスキー場外での滑走に対して、雪崩が起きそうな日はNG、それ以外は自主責任でOKと明確にしたことなどで徐々に受け入れられるようになったそうです。


・「 楽天ファッション・ウィーク東京 2024 AW」フィジカルな体験とAI活用が焦点に:マリメッコによるショーも開催
3月11〜16日に開催する「楽天ファッション・ウィーク東京 2024 A/W」。ファッション×AIをテーマにした関連イベントも充実させるということで、TOKYO AI Fashion Weekも開催されるそうです。


・「推し活は、価値観でつながる『消齢化社会』の象徴」── 博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所 上席研究員 森永真弓
価値観の多様化と推し活の話。誰もが熱く推しについて話しているわけではなく、こういう視点もありそうだというのは面白いと思いました。

 コンテンツ=推しの話であれば、誰も傷つけることになりませんから。いわば、コミュニケーションの生存戦略的に「推し活」を選択している層もそこには含まれている


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