TUR#2 トルコ語の特徴【母音調和】
こんにちは、だいなごんです。
今日はトルコ語について勉強します。
概観
今日は発音に特化して母音調和について記します。
・トルコ語はアルタイ諸語の〜
・使用地域は、東は中国新疆ウイグル自治区、南はアフガニスタン、北はシベリア、西はバルカンで〜
・1928年にトルコ共和国初代大統領であるムスタファ・ケマル・アタチュルク(Mustafa Kemal Atatürk)が、政教分離政策として行った文字改革による〜
といった教養部分は割愛して言語使用に特化して最も特徴的な母音調和をお話しします。
そもそも母音調和とは?
辞書的定義だと「単語などの形態論的単位の中でグループが異なる母音が共存できないこと」を示します。
なんのこっちゃ分かりません。
母音調和とは、簡単に言うと「まとまりごとに口の形(母音)を揃えたい」と言うトルコ語特有の発音ルールです。
「頭+が」という日本語と、「目+が」と言う日本語で考えましょう。
日本語には母音調和と言う考えがないため、
「頭(atama)+が(ga)」
「目(me)+が(ga)」
に違和感はありません。
しかし、eの母音とaの母音が違うグループだと考えている人(トルコ語話者)からすると違和感まみれです。
「目(me)」はeの単語だから、それに続く助詞は「げ(ge)」じゃないの??
となります。
「頭が」「目げ」と母音を揃えて発音したいのです。
母音のグループ分け
1)舌の調和
トルコ語には/a、 e、 ı、 i、 o、 ö、 u、 ü/といった8つの母音があり、これら8つの母音は「前舌母音」と「後舌母音」という2つのグループに分かれます。
前舌母音: e i ö ü
後舌母音: a ı o u
舌の位置が口の前方に出すか引っ込めているかで分けていますが意識したことがないと思うので一旦丸暗記で大丈夫です☆
発音の際に主に舌位置の前後が関わっている点から「舌の調和」とよばれています。
母音部分を見ると全て同じ母音に統一されていることがわかりますね。
2)唇の調和
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