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『ゴジラ -1.0』観たよ


こないだコロナで臥せってた時に、前々から観たいなと思っていた『ゴジラ -1.0』を観ることができました。うれしいことにprime video対象ですからね。


横になりながらタブレットで視聴という何ともあれな形での鑑賞でしたが、まあ、病気の時でもないと意外と観始めるきっかけとタイミングがなかったので良かったなと。

オスカーも取ったり、世間的な評判も良かった作品。江草的にも確かになかなか面白かったです。

『シン・ゴジラ』の時も思いましたが、改めて対峙するとほんとゴジラ怖いですね。ゴジラ、ヤバ怖強すぎて、観ながら「ひー、もうやめてくれー、勘弁してくれー」って思わされます。フィクションでほんと良かった。


以下、核心には触れないけど、そよっと内容のヒントにはなっちゃうかもしれない感想。(視聴前で、情報を得るのは一切嫌だという人はここで引き返し推奨)


ヒロインが転がり込んでくるとことか、黒い雨がっつり浴びて平気なのとか、殴られて腫れてた目がすぐ治るのマジで、みたいな細かいツッコミどころは多々ありますが、総合的には非常に王道で良かったですね。主人公たち相手の時だけやたらゴジラの攻撃の手がぬるいなどのご都合主義的な展開はどうしたってフィクションでは避けられないですし。

戦後の日本という舞台において、「各自の戦争を終わらせる」というのが作品を通じてのテーマになってるのも面白かったですね。このテーマのおかげで、ただゴジラを撃退するだけにとどまらない人間ドラマ的な要素が加わって、エンタメ度マシマシになってたと感じます。いい設定ですね。

そして、最後のクライマックスは『バトルシップ』と『ダンケルク』と『インディペンデンスデイ』の合わせ技な感じで、なかなか盛り沢山で楽しめました。そうだ、途中には『ジョーズ』もあったかも。視聴者が喜ぶ王道のツボをこれでもかと押さえています。(なんなら他にも他作オマージュ的なポイントはもっといっぱいありそうです)

そんなわけで、エンタメとして確かな良作でした。
視聴者として極めて素直に、怖がったり、冷や冷やしたり、応援したり、喜んだりできる作品。

おかげで、コロナで臥せってたしんどさをひととき忘れさせていただけたのもあり、大変感謝しています。

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江草 令
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