【32万インプ】自分のつぶやきから大学教育の実態と課題を述べてみた
授業を受けたときの感想を単につぶやいただけのものが投稿して12時間で32万インプレッションになっていました。せいぜい1500インプレッションかなと思っていたので驚きを隠せません。
さて、反応を見ると予想通りなものが多く見受けられました。「私立なんてそんなもん」みたいな書き込みもありました。しかし、これって大学種の問題なのでしょうか。
実は、私個人としてはこの投稿を批判的に記したわけではありません。それは後述の理由からです。
以前と異なる部分は授業にパソコンを持ち込むのが当たり前になったことと、手元にスマホがあるということです。これが一番の要因であると考えます。
1990年代の大学生は、教室内で私語と居眠り以外のサボり行為はほぼできませんでした。あとはせいぜい、キツい語学の授業の課題を、楽な講義系科目の時間に内職してこなすぐらいでしょうか。
「PCでLINEを返す」「YouTubeを観る」「中学受験塾のアルバイト授業準備」「リアクションペーパーを書くための生成AI」はすべてパソコンが目の前にあるからこそできる行為です。
別に嘆かわしいわけではなく、時代の変化と読み取れます。
それでも、授業を真剣に聞けばいいじゃないかというご意見はあるかと思いますが、私も今学期の履修申告で10科目中6科目が抽選落ちでした。つまりは、真に希望する授業を履修できていないわけです。その問題を棚上げして、興味のない授業でも真剣に聞けというのはあまりに昭和の義務教育思考が過ぎませんか?とも考えます。
また、21世紀になって、アメリカからGPAの概念が輸入されてきました。学業成績を適切に測る目的で有用であることは語るまでもありませんが、GPAの存在により、文系における数学などの苦手分野だけどチャレンジしてみよう、単位認定が厳しい授業だけど成長のために受けてみたいといった挑戦がしにくくなりました。ゆえに、興味がない楽勝科目ばかりを履修する学生が増えており、GPA制度における大きなデメリットです。
私語は他者に迷惑ですから問題ですが、それ以外の居眠りや内職、その他黙って行う自由活動については個人の自由ではないでしょうか。大学関係者がこれを問題視するのであれば、全科目アクティブラーニングにするなどの授業方法の改善や、GPA制度の改正など、とてつもない労力とコストがかかることは目に見えていますし、現実的ではありません。
大学生は大人ですから、究極的には単位認定は成果主義でよいと考えます。一番前で真剣に毎回聞いた人がテストで60点、一番後ろの席で他人に迷惑をかけずにSNSをやっていてテストが80点であれば、後者の方が高く評価されるべきです。