小学校で運動会の中学受験模試の日程がかぶり、運動会を休む児童が続出
小学校で運動会の中学受験模試の日程がかぶり、運動会を休む児童が続出するという記事がありました。
受験マシーンの中学受験生ならむしろ渡りに船じゃないですか、運動会をサボれる大義名分ができて(笑)。
虐待、ヤンキーをはじめ、底辺家庭がひしめく公立小学校で、しかも運動会なんて体育だけができる、親がミニバン金髪子だくさんで高校中退の元不良家庭の子みたいなのが主役。それをメンタリティ的に同類の体育担当教師が賞賛して、集団競技では勉強だけできる中学受験生は体育的な要領が悪くて怒鳴られて、誰がこんな行事に参加したいのかと。
これ、問題なのは運動「も」できる、通信簿で言う体育4ぐらいの爽やかスポーツ少年みたいなタイプもあまり楽しめません。どちらかといえば、集団競技や応援合戦みたいな根性モノ・感動ポルノで、運動会の当日ガラの悪さに辟易する側に回ります。
ここからは私が筑駒開成ラインから東大を目指していた東京から親の貧困で引っ越し、地方の小学校に行かされたときのエピソードを記します。
当日のガラの悪さって何?と思った方もいるかもしれません。運動会の主役である元不良家庭の親はお祭りごと大好き、同類の家庭と前日から場所取りをして、花見のごとく応援席の確保をし、当日は酒盛りをしつつ「主役」の活躍を観覧します。中卒高卒で元ヤンキーのブルーカラー、作業員、トラック運転手、自営業などですから当然喫煙者で校門の前でタバコを吸いますが、小学校の校門に灰皿などないのでそのへんにポイ捨て。なんとその吸殻は次の登校日に児童が運動会の片づけと称して拾わされるのです。
極めつけは、テキ屋の屋台が校内に陣取り、焼きそばやフランクフルト、わたあめなどを売っているのです。売り上げはもちろん、、、そういう組織の運営資金になるわけですよね。学校ぐるみで反社に加担です。
来年から運動会の主役たちとは無縁の世界で平和に暮らそうと勉強を頑張っている子やその家族は、こんな運動会に誰が出たいと思うでしょうか。私だったら普段塾に通っていなくても模試の日程とかぶっていることを知れば、「模試があるから休む」と理由をつけて休んだかもしれません。
このようなnoteを書くときまって「今は違う」「うちの地域はそんなんじゃない」「偏見を植え付けるな」みたいなご批判が来るのですが、本質としては変わらないと思います。運動会は、運動だけが得意なクラスの元気者が主役で、体育担当が叱りつけて(態度が悪いとかではなく結果的にできないのは改善しようもない)、学校全体で某24時間な番組同様の感動ポルノ的結末を用意しています。学校側だって、公立は入ってくる児童を選べるわけではないですし、これが構造だから仕方ないのです。
となれば、運動会を回避する手段としての模試は、現代社会の必要悪の存在としてもよいのではないでしょうか。無論、子供当人が運動会大好きで行きたいというのならそれでいいですが、義務教育だから、みんなもやっているから、嫌なことに耐えるのが教育だみたいな価値観で押し付けるのは望ましくありません。同じ学校教育でいえば、ブラック部活も学校はおろか親も加勢して理不尽な休日ナシ部活を推進していましたが、現在ではこの活動方式は誤りであったとされています。今更改善しても、当時傷ついたり、潰されたりした子供の心はもう戻ってきません。