
ビジネスモデルキャンバスの整理の仕方
ビジネスモデルキャンバスの視覚的な
整理とまとめをアマゾンの事例で解説していきます。
最初に考えることは、価値提供です。
【価値提案】
幅広い品揃え
多様な商品カテゴリーでの一括購入が可能。
便利なオンラインショッピング体験
ユーザーフレンドリーなウェブサイト、カート機能、レビューシステムなどを提供。
迅速な配送と物流
グローバルな物流ネットワークによる迅速かつ効率的な商品の配送。
これらを構文に当てはめて言語化してみます。
【何を】
VPは、●●にとって(ターゲット)
△△になるための(ベネフィット)
××のサービス(価値提供を一言でいうと)
という構文に当てはめます。
例としては、
多様な商品カテゴリーの中から
検索で製品を効率的に選びたい人にとって
便利なオンラインショッピング体験になるための
物流ネットワークによる迅速かつ効率的な配送サービス
【誰に】
顧客セグメント(VPのターゲットに該当します)
このターゲットは、どんなセグメント層にいるのか?が顧客セグメントになります。価値観や世界観をベースに組み立ててください。
例
オンラインでの商品購入やデジタルコンテンツの利用を目的とする個人ユーザー
顧客チャネル
チャネルは、顧客セグメントの使用している
顧客がどのようにして自社の製品にアクセスできるかを考え、
SNSでサービスについて知ってもらうのか、
直接製品を触ってもらうのか、様々な販路が存在しています。
例
オンラインプラットフォームによる
ウェブサイトおよびモバイルアプリを通じた直接販売
顧客との関係
特定の顧客セグメントと、「どのような関係を構築するか」を記述します。
対面、電話、オンラインなどがあり、フェーズや目的によって適切な関係は異なってきます。
チャネルと混同しやすいですが、チャネルは顧客とのタッチポイント、
媒体や場所を指し、関係は手段を指すと考えてください。
例
パーソナライズドな推薦で購買履歴や嗜好を基にした商品の個別推薦。
【誰と】
キーリソース
「価値を提供するのに必要なリソースは何か」という、
ビジネスモデルの実行に必要な資産を記述します。
資材や機械といった物理的な資産以外にも、知的財産や人的リソースなども含まれます。
キーアクティビティ
「価値を提供するのに必要な主要活動は何か」という、
ビジネスモデルを実行するための重要な活動を記述します。
製造、サプライチェーンマネジメント、市場調査、人材採用など、
必ず実行しなければならない重要なアクションや
価値提案の差別化の最重要要因となる活動にフォーカスします。
キーパートナー
ビジネスモデルを構築するサプライヤーとパートナーの
ネットワークについて記述します。
代替のきかない協業相手を記述します。
【収益源】
商品販売: オンラインでの商品販売による売上。
サブスクリプション: Amazon Primeなどの会員制サービスによる定期収入。
クラウドコンピューティング: Amazon Web Services(AWS)によるクラウドサービスの提供。
【主要リソース】
技術基盤: ウェブサイト、モバイルアプリ、物流システムなどの技術インフラ。
物流インフラ: 倉庫、配送センター、輸送手段などの物流ネットワーク。
データと情報: 顧客の購買履歴や嗜好データなどのビッグデータ。
となります。
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