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2017年3月の記事一覧
日記:6年前のはなし
その時は仕事が休みで家にいた。だいぶやばい揺れが来たので妹と手分けして祖母を部屋から連れ出したり犬が飛び出さないように抱きかかえつつ玄関を開けたり、ひと通り無事が分かっても気持ちが落ち着かなくて、風呂の栓を抜いたままでお湯を沸かしたりしていた。不安から情報をもとめてテレビで色々見すぎてしまったせいだ。
あのときは翌日仕事だったので、輸送便が大変そうだという心配をしていた覚えがある。出勤したところ
日記:繁忙期がやってきた
バイトから数えると10年以上ロジスティックス系(運送屋である)の仕事に携わってきたので、繁忙期といえば夏と冬。お中元、クリスマス、お歳暮、お年賀。初詣客の列を眺めながら始発のバスで職場に向かったり、空が白むまで発送伝票作りをしたり、酒瓶と西瓜はどうやっても必ずどこかで割れて代品を手配し、発送元で仕訳を間違えたらしい他県宛のナマモノがこっちに回ってきてどうしようもないなどなどわりと修羅場フルな夏と冬
もっとみる待つ人になって2年経った
ヒートテックの上に長袖のTシャツを1枚と裏ボアのパーカーを羽織る。3月あたまにこんな薄着でも過ごせているのが不思議でならないのだけれど、そのことが、まだらな曇空の延々と続く冬は訪れない土地に住んでいることを実感させる。
今の街に越して来て、2年になった。生まれてこのかた親元を離れたことがない、マンションの更新料も知らない筋金入りの箱入り女が、海のある街から山のある街へ箱を移動したのは、結婚相手が