見出し画像

note で表現力を鍛える

 note 上でいろいろなコンテストやイベントが開かれている。
賞を設定して募集するもの,一夜の「書きました」イベント,「あなたのnoteを読みます」というもの,etc。
主催者は応募者の作品を読んでコメントを返す。100以上集まるのだから大変な労力だと思うが,これが「書く」きっかけや動機付けになっているし,書くことへの励みにもなっている。

 そんな中,ちょっと変わったイベントが行われた。「原稿用紙二枚分の感覚」である。

何が変わっているかについて,次の2点を挙げておこう。

(1) 「五感と自然描写と動きだけで描く、掌編小説限定」という結構きつい制約がかかっている。
(2) 評価基準が明示されている。
(3) 詳細な評価文が返される。

(1)(2) については上の募集要項と,次の評価基準についての説明を読んでいただきたい。

これだけの評価活動をされる伊藤緑さんはどういう人なのか。
募集要項に次のように書かれている。

自分はプロの作家ではありません。文芸評論家でも、批評家でもありません。文学部の出身でもない。ただの人です。

 ここがまた,非常に興味深い。プロではないのだからそれなりか,と思うとそうではないのだ。それは,「評」を見ればわかる。400〜800字の掌編に対し,その3倍くらいの評価文が返される。現在5作ずつ,20作の評価文が掲載されているのだが,私はこれをきちんと読むために,原文,評価ともに全文をプリントアウトして読んでいる。画面上での流し読みは目も疲れるし,詳細な検討もできない。
 それでわかったのは,決して「ただの人」ではないということだ。

 今回はこれ以上のことを書くのはやめておこう。伊藤さんの邪魔をしないためにも。しかし,めったにほかの人の note に対する記事を書かない私がこれを書いている意味は,このタイトルで察していただけると思う。詳しくは,すべての評価文が載ったところで,あらためて書くことにする。

今までの評価文は次の通り

「原稿用紙二枚分の感覚」 評01〜05
「原稿用紙二枚分の感覚」 評06〜10
「原稿用紙二枚分の感覚」 評11〜15
「原稿用紙二枚分の感覚」 評16〜20







この記事が参加している募集