珍味の妙 #毎日ネタ出し97日目
【タイトル】
珍味の妙
【あらすじ】
あと一歩で成功というところで諦めてしまった男がいる。それも、目の前に成功があるということに気づきながら。
彼が目指したのは「世界で1番珍しい食材」を見つけること。それは、世界のどこかに存在するとされる「幻の木の実」だった。
たかだか木の実なのだが、この幻の木の実は1つ100万円もの値がつくほどの高級食材。なぜ幻なのかといえば、その入手方法に理由がある。
その木の実をつける樹木は1万本に1本というかなりの少なさなのである。さらには、その樹木自体の生体がよく分かっておらず、他の樹木との見分けもつきにくい。
世界の至るところで発見されているものの、確かな情報は何一つとしてないのだ。
だからこそ、世界中の人たちがその木の実を求めて旅に出た。
彼自身もそのうちの一人だ。彼は世界中を旅してようやくその木の実を見つけることが出来た。しかし、その樹木の生体を知ったとき、その木の実を得ることなく帰国したのだ。
果たしてその樹木とは一体何だったのか。そして彼はなぜ木の実を取ることを諦めたのか。
これは世界の謎を知ってしまった1人の男の悲しい物語である。
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