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片想い、散る【失恋から立ち直る方法●】[2024/10/09]

お昼に少し用事があって、会社から外出したとき、相談所のシステムからメッセージが届いている通知に気づいた。いま、何かメッセージを受け取るようなことはなかったはずだから、胸騒ぎがした。

残念ながら、一番気になっていた②の彼からの交際終了を伝える内容だった。ルール通り、相談所を通してのお断り。でも、コメント付きだった。

優柔不断な人だから、自分で手を下さず、連絡をフェードアウトして、私に断らせる方向を狙う長期戦かな、どんな結果でも、なかなか粘りがいるな~、眠れない日を引き伸ばすな~と、思っていた部分もあったので、今ハッキリとさせてくれてよかった。

これまでの記事でも書いたように、押すと引いていくタイプと分かっていたし、彼が違うと思うのならば、自分の意思ではっきりさせてほしかったので、私の気持ちがある以上、こちらから察してお断りすることだけは絶対にせずにただ忍耐強く待とうと決めていたから、その通りになった。

今日という日は(連絡入れたのは月曜に直接連絡くれた後だろうけど)、考え抜いて私のために最大限配慮してくれたタイミングに思えるし、ついていたコメントは納得感があると感じた。

コメントの具体的な表現の記載は差し控えるが、私を否定する言葉は一切なく、どちらかと言えば褒めてくれた上で、私も「なかなか粘りがいるな~っ」て感じたのとほぼイコールの感じ方をしたという感想だった。私の好きそうなすごく綺麗な表現だった。

詰まるところ最初から私が感じていたように、私の片想いで、彼のタイプではなかったんだろう。でも、人より深く難解な思考の彼とじっくりコミュニケーションする人間は稀有だったようで、「さすがやわ、(私)さんはよく分かってる。」「一緒にいてもしんどくない。」、「こういう対話ができる人は貴重。」、「こんな自分を人間として見ようとしてくれてありがたい。」などと私の肯定感を上げることを直接言ってもらえたのだから、「自分の人生に必要な人かもしれない、でもどうしよう・・・」と、よくよく考えてくれたんだと思う。ここまで付き合ってくれたことに感謝だ。

私が先日④の彼をお断りしたときも、こんなにも真っ直ぐに好意を向けてくれる彼に対し、自分にとって彼が本当は必要な人なのではないか、手を離したら後悔するのではないかと2~3週間恐ろしく思い悩んだので、きっと同じような感じだと思う。優しくて自分も傷ついたことのある人間は、相手も自分も傷つけたくなくて、断るときにも物凄いエネルギーを使うから。
あなたには良いところも沢山あって、あなたという人間を認めているから、否定したい訳ではなくて、私とは合わないだけなんだ、むしろこんな人間に向き合ってくれてありがとう」ということを伝えたくて、直接連絡を取って結論がわかるところまで持って行った私のやり方の方が見苦しかったかもしれない。私は直接言ってほしかったけれど、今回のやり方はとてもスマートだ。

私の大仕事の本番が約2週間後に控えていることも伝えていたので、今のタイミングであれば、ちゃんとそれまでに私が心を整理して切り替えて本番に集中して向かえるだろうというところまで計算したんじゃないかという愛情さえ感じてしまった。(本番後はいつも燃え尽きがちっていう話もしていたので。)
会う約束を一旦受けて、断ってから、正式に断るというやり方も、相手のショックを和らげるという意味では秀逸に思える。というか、普通なら、連絡が5日も飛んだり、直近の会う予定の都合がつきませんでしたとなったときに、私が断るだろうと思ったのに待ち続けたので、彼もさぞかし困惑したことだろう。
(彼に期待させて振り回されたとも言えるけど 笑)

私の仕事だけでなく、彼自身も、仕事とは別に近々挑戦を控えていることがあって婚活どころではなかったのは事実だから、それを迎える前に、気持ちすっきり、身辺をさっぱりさせたかったんだと思う。なんだかとても理解できる。
 
失礼ながら、思っていたより、ちゃんと潔く決断できる人だったようで、見直した。
これまでの恐ろしく優柔不断で逃げ腰な態度だった彼のことを考えると、ちゃんと男らしく決断してくれて、断られているのに、ちょっと安堵したというか、最後の最後で男気見せてくれたな、さすが!と嬉しく感じた自分がいた。
これは負け惜しみとかではなく、彼も悩んだ末に一回約束してから断ってみたりと、私が粘るので、軟着地で断るために結構エネルギーを使ったんだろうと想像するに難くないので素直にそう思う。(彼は、これまでどちらかというとコミュニケーションがしっかり取れない間に訳も分からず断られる方が多い辛い婚活だったっぽいし。)

やっぱり根っこの優しさとか、思いやりとか、本当に人間力のある人だったんだということが分かり、私自身もちょっと自分の人を見る目の自信にもなった。(言い過ぎかw)
さながら、立つ鳥跡を濁さず。

どこまでそのまま伝えてもらえるのかは分からないけれど、担当カウンセラーさんも承諾してくれたので、カウンセラーさん経由で、「最大限の感謝(もらった言葉や仕事モチベーション上げてくれたこといろいろ)」「今回の決断を潔く前向きに受け入れるから大丈夫」というポイントと、それが伝わるよう未練がましい表現は使わずメッセージを作って転送してもらうことにした。

交代したばかりの担当カウンセラーさん、私が面談のときに②の彼にかなり思い入れがあって、これからどう向き合っていくかということを相談していたので、かなり心配してくれた。
でも、この記事に書いているようなスタンスで返事をしたので、安心してくれたみたいだ。

今日の昼以降、もちろん、仕事中、ちょっと集中できずに胸がきゅうっとなる瞬間もあったけれど、どこか清々しさも感じている。
そんな2か月半のお付き合いだった。

この記事にさえ、【失恋から立ち直る方法●】のシリーズをまだつけるのか?という感じだが、何より、春の失恋の傷が治りかけてもまだ婚活の場で新しい男性と会話すると、沼落ち彼がチラつく症状を引きずっていたとき、最後にポンっと劇的に癒して忘れさせてくれたのがこの彼だった。
そういう意味で、2か月半前の私には必要な人だった。

ここ最近も色々なことを考えたし、学ぶ気にさせてくれた。
心理学的にいえば、多分、できる人なのに自信がなくて、完璧主義だから自己評価、自己肯定感が低くて、だからこそ努力するんだけど、1人でいると考えすぎで、めんどくさい人間で、優柔不断で繊細で、生きづらそうにしている彼を見て、私もその考えすぎる感じがちょっとだけ分かるから、彼に投影して、彼を受け止めて癒したい=自分を癒したいみたいな原理が働いていたのではないかと思う。(16Personalityでは、彼と私は同じINFPだった。)
私の中では、彼をまるっと受け止めたいという願望だったから、この先うまく進んだとしても、私がありのままの私らしく生きられる相手であるかどうかと言われると違うのだろう。

明日以降どのように私の心境が変化していくのかは正直分からないが、少なくとも、春みたく、会社を早退したり、ご飯が食べられなくなったりはしていないので、やっぱり両想いからの失恋に比べれば片想いの失恋のダメージは幾分ましかと思う。
片想いの失恋なんて、元々結構経験してきたことだしね。
不安の種がひとつ減って、ぐっすり寝られるようになるかもしれない。

余談だが、②の彼とカウンター至近距離でご飯を食べながら話していたとき、彼が、「学んできた様々なノウハウをnoteで書くというのも、自分を人の役に立てるひとつの方法だよねっ」ていう風なアイデアを言っていて、
そのとき、もちろん私はnoteを書いている話なんかしておらず、「確かにありだね!いいね」って感じで返したら、「もしかして書いてる?」とか言われた。
ましてやあなたとの婚活について書いてるよ~なんて言えないので、「アカウントは持ってるよ~(汗)」と答えたことはnoterの皆さんに面白がっていただくネタとして書いておこう。万が一本人の目に触れることがあったら、それはご愛嬌で許して!


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