冬季うつ、のこと


こんにちは、DACに所属している逸です。
今回は健常者でも起きる、寒い時期の鬱について私の体験を踏まえて書こうと思います。

私は医者ではないので詳しいメカニズムは詳しくわかりませんが、心療内科などで話を聞いたりネットで調べて知った、冬季鬱が起きる理由の多くは「日照不足」「急激に寒くなる気温」の2つが主にあるように思います。
特に前者は、セロトニンという物質の体内での生成が減り、これが減るとストレスへの耐性が弱くなるため鬱になりやすくなるようです。
冬になると太陽が出ている時間がそれまでと比べて減るので、なるほどと思いました。

私の冬季鬱の症状はその年その年によって変わりますが、今年は以下のような状況です。

・一日中ぼんやりしている(感情の平坦化)
・たまに気分の落ち込みがある
・食欲低下
・意欲低下(何に対しても)

DACには創作活動というお仕事で契約していますから、4つ目は結構苦しかったです(※今は事務所と相談してこの点は緩く捉えることができてます)
冬季鬱が始まったのが11月初旬あたりからですから、約2ヶ月、ロクに形にならない仕事しかできなくてそれが余計にストレスになりました。

そうでなくとも、統合失調症に加え、アスペルガー症候群の疑いもありますので、後者の特徴の「生と死にこだわりがない」という部分も鬱が酷くなれば、自死をセーブする脳のシステムが通常より機能しません。そのため、実際に何度か自死を考えることもありました。
今は鬱の症状を抑える薬を出してもらってなんとか落ち着きましたが。

私はそうして心療内科に通院しているので気になることを相談し薬を処方されますが、健常者と言われる方々、特にこれまで病院にお世話になったことのないほど健康な方などが冬季鬱になったら、とても苦しむだろうなと想像します。
鬱状態に何度かなってる私のような人でさえ苦しむのですから。

精神の病気、精神の症状というものは、どれにしても肉体的な痛みと違い「慣れる」ことはありません。
風邪の症状が軽いままだと体内で肺炎に進行していても、表向きは軽症の感覚なので慣れる、そういうものとは違います。
私も秋頃から冬季鬱に色々備えて対策はとっていましたが、今年も結局また酷い鬱になりしんどい思いをしました。

ですので秋頃から、なんか心の調子が悪いなと言う方は、なるべく早く心療内科を受診されてみることを勧めたいと思います。
もちろん強制ではないです。
私も、冬季鬱で悩む他の皆さんも、なるべく早く平穏な日々をおくれますように。


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