写真展に参加する。再び。
昨年お誘いいただいたところからまた、写真展参加のご案内をいただく。ゆるーい展示ではあるが、メンバーそのものは僕なんかが参加していいものではない、どなたも県内ではそれ相応の賞をもらっているひとたちだ。ワタクシ、いわゆる場違いな人である。
昨年展示をしておきながら在廊できなかった。あの時は言葉に出さなかったが、その理由はまあ、アレである。子どもがもらってきて、家族で長ーい夏休みの先取りとなった。ワクチンのおかげか、たいしたこともなく、特に自分は1日だけあー、ちょっときつい、となったくらい。むしろワクチンの副反応の方が辛かったくらいだったが、さすがに妻はちょっと寝込み、息子たちはぐったりしていた。それを見ると、事後対応もよくなかったこともあって、おい、熱があるのに仕事行ってんじゃねえよ、自己防衛できない子ども相手なんだからさ、とボヤキたくもなった。(ちなみに保育園ではない。保育園はこちらが申し訳なくなるくらいしっかりしてくださっている)
ところで、昨年はライカのカメラやレンズ、サードパーティ製でもOKという縛り?があったが、今回はそれもなく自由らしい。
となると何を展示しようか迷う。むしろ何か縛りがあった方がアイデアは浮かんでくるもので、ふうむ、と考えてはみたものの、そのまま結論は先送りになっていた。
しかして先日、連絡がきて、何枚くらい、どのサイズで展示するかという問い合わせがきて、さあヤバいっとなった。
いくつか候補はあった。
10年来の神楽撮影を展示するというもの。
朝の散歩の中で、地元の観光地ではないが良い景観を撮ったもの。
抽象絵画的なもの。
どれもアリだが、神楽は今から展示の許可をもらいに行くのもちょっとたいへんな山奥だし、街の景色はちょっと枚数が足りないし、まだこれだと言う写真にしきれていない。
抽象絵画的なものも同じく煮詰まっていないし、昔の写真が多すぎる。
前回はコロナ禍の日常を撮ったものを、Instagramの、写真を見てぱっといいねをしてしまうが、そのコメントはあまり読まずにタップしちゃうんだよね、というところを、大量の写真と、フォントサイズ4の小さな文字で再現し、じっくりコメントまで読むのは大変と言うことを虫眼鏡をぶら下げることで表現してみた。(独りよがりだが)
今回は、さて、どうしたものか、と考えているうちに、前回がコロナ禍における日常であるなら、五類へと移行したことを何か表してみようと思って、東京へ行ったそのスナップを展示することにした。
5類へと移行する直前とその1ヶ月後に、僕は東京を訪れている。そのひと月でも大分雰囲気は変わっていた。別にそういう面を押し出すわけではないが、前が制限下の半径500メートルの日常ならば、今回はそこから開放された旅路である。
とりあえず、撮った写真をPCに取り込んだ。
これから時間を見つけてセレクト作業となる。山手線東側を満遍なくとは思うものの、なんだかんだ銀座や東京駅あたりの写真が多い。祭を撮っているから、それを混ぜるとバランスが良くないように思う。さて、ちゃんと作品として成立するか、今から不安である。
あと、水平を出すって、とっても難しいね。
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