インタビュー04|「2-3年後のユーフォリアの価値を高めること」はR&Dセンターの重要な役割の1つ
R&Dセンターに所属するメンバー1人1人に、ユーフォリアとの“馴れ初め”や、実際はどんな専門性を発揮し、どんな仕事をしているの?ということをじっくり深掘りしていくこちらの企画。
今回は、ユーフォリアR&Dセンターのセンター長である、田中孝(たなか たかし)さんにお話をうかがいました!
ーーまずは自己紹介と、専門分野について教えてください。
田中さん(以下、田中):田中孝です。主にシステム開発全般、基盤よりが得意なところではありますが、ひと言でいうと「何でも屋」ですね。
ーー前職でのご経験や、これまでのご経歴について教えてください。
田中:前々職の東芝では、社内の新規事業としてラグビーの現場におけるIoTやAIデータ活用を主としたスポーツテック事業の立ち上げと推進に携わり、東芝の技術をスポーツに活用するインキュベーション活動なども行ってきました。実は、このときからユーフォリアのことは知っていました。
前職では、様々な業種向けのAI /量子コンピュータ活用プロジェクトの推進など、簡単に言えば、企業がよりうまくデータを活用していくためのコンサルティングを主に行っていました。
これまで営業・プリセールス・コンサル・デリバリ(開発)・運用まで一通り経験し、領域も、金融・物流・製造業・流通・新規事業・AI・IoTなど多岐にわたって仕事をしてきました。
ーーその後、ユーフォリアに入社されたきっかけや決め手は何でしょうか。
田中:入社のきっかけとしては、はっしー(代表取締役Co-CEO橋口)から熱心にお誘いをいただいたからです。実は他の会社からも内定をもらっていたのですが、「君はスポーツテックをやりたいのだろう、今後一生関われないかもしれない、それでもいいのか?」という問いかけによって再考し、ユーフォリアへの入社を決心しました。
ーーもともとスポーツはお好きだったのですか。
田中:スポーツは好きですね。やるのも、見るのも好きです。子どもが所属するサッカーのスポーツ少年団にも関わっています。
国内のスポーツには、運営の方法や経済的な面も含めていろんな課題がありますよね。スポーツテックの事業をやりたいという思いは以前からありました。
ーーR&Dセンターは、ユーフォリアの中でどのような役割を果たす部署なのでしょうか。
田中:まずは、事業部の支援を行い会社の収益に貢献することです。そして、2-3年後のユーフォリアの価値を高めること(製品の高付加価値化)も大切な役割です。
そのためにこだわるところは何よりも社会実装です。やはり、現場に適用してこその技術ですので、そこはメンバーにも常に伝えています。
「スポーツ科学研究を実施し論文を発表しました」「このような結果が得られました」というだけではなく、集めたデータを活用することでいかに顧客やチームの役に立つかが、企業のR&Dセンターとして重要な「社会実装」だと考えています。
ーーユーフォリアには外部の研究員とともに研究活動を行うEISという組織もありますが、R&Dセンターとの連携や共に目指すビジョンについて教えてください。
田中:EISには著名な先生方が多数所属されています。これまでは、単純に繋がりを持っているだけという部分も多かったのですが、今後はより具体的な共同研究等による論文、学会発表、知財等の成果を出す場にしていきたいと思っています。そして、企業と研究をつなぐかけはし・つなぐ場となっていきたいと考えております。
ーーこれからチームとして、さらにこんな仲間と出会い、協力していきたいという展望などはありますか。
田中:そうですね、強みを持った人、想いを持った人と一緒に仕事をしていきたいですね。自分の野望があって、それに向けて動くことができるって素敵ですよね。あとは、「問い続ける力」が今後、やっぱり大事だなと思います。
R&Dセンターとしては、社内で何か困ったときにいつでも頼れるチームでありたいと思っています。「こういうことをやりたいと思ってるが、どうすればできそうか?」「こんなデータを取りたいんだけどできる?」など、気軽に相談してもらい、一緒に考えていけたらと思っています。