部活で学ぶ、おとな。
先生というのは、すごく大変な職業だと思う
中学校に入ってすぐ、小学校の頃から続けていた部活に入った。それなりに練習してたし、課外活動もやっていたから、これからもすごく頑張ろう!と思って入ったそこは、思ってたんと違う、が満載の場所だった。
なんだかギャルっぽい先輩(でも可愛がってくれたし好きだった)
その活動をするには少なすぎる人数
一応指導してるつもりの先生
とにかく先生の意識が、こちらに向いてなかった。顔はこっちに向いてるのに、別のこと考えてるみたいな。問題起こさなければ好きにすれば、みたいな。
学校以外の場所でも、同じ活動をしてたから続けられたけど、その先生に指導されるのが辛くて仕方がなかった。だってこっちに興味ないし、あの人。部活って面白くないんだなーと思ってたら、3年目に先生が変わった。
180度っていうか、別の星から来たのかなと思うくらい全然違う人だった。
とにかく会話をしたがる人。いわゆる、友達みたいな先生。自分がやりたいのはこれ!のアピールもすごかった。え?先生って自分がやりたいことの話とかすんの?みたいな感じ。こっちがやりたい!ということに、意見も言ってくれた。え?先生って「イイよ」か「ダメ」しか言わないんじゃないの?と。
人数は少ないままだったけど部活の時間が楽しみになった。嫌いだった教科が好きになった。自分が卒業したあと、何やら大会にも出たと聞いた。
誰しも自分たちに興味を持たれていない、ということには敏感だ。前の先生は役目は果たしてくれてたのだろうけど、コミュニケーションは一方通行だった。
次の先生とは双方向のコミュニケーションを取れたんだと思う。肯定だけ、否定だけではなく「意見を言い合うこと」は、何にも変えがたい学びだった。
部活の思い出と言えば、友達との青春とかいざこざが思い浮かぶけど
自分の中では「おとなも、人間」を学んだ場所だった。
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