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【雑記】日本滞在記(欧州帰国編)

2019年3月末日に去ってから、一度も帰っていなかった日本に帰国(5月1~22日)。というか、欧州に根付きすぎて、もう帰国という意識すら薄い。その一部始終を備忘録的にまとめたシリーズ欧州帰国編。




1. 欧州帰国前日

帰国日前日、午前中に近場のブックオフに駆け込み、日本語の本を買い漁る。欧州住まいだと日本語書籍へのアクセスが困難。無論、キンドルでダウンロードするのもアリなのだが、私は実物の本を買い家にストックしておきたい派(環境には悪いが、でないと何を読んだか忘れるし、読んだことすら思い出せない)。

一時間以上の閲覧の末、世界の歴史やルソー等の古典、前から読みたかった養老孟司の新書等を中心に本を大量に買い漁った。

そしてそのまま地元の名物鰻専門店で昼食、絶品の一言。そういえば欧州で鰻を見たことがない。なぜなのだろうか?と自問自答するが答えは見つからず。このお櫃と呼ばれる一品、鰻丼を四分割してそれぞれお好みの食べ方で食す粋な物でお値段4000円。ユーロ換算で20ユーロ弱なので私の感覚的には安い。

夕方には従兄弟とともに息子達を保育園まで迎えに。結局出国前日まで保育園に突っ込むという鬼の所業を行ってしまい少し心がいたんだが、これも彼らのため。今回の滞在を機に、長男は私の従兄弟と大の仲良しに。

2. 成田空港出立

滞在先の埼玉県南部から成田空港へ子供二人連れで向かう鬼ロジを実施。成田出国時間が午前中の10時過ぎなため、朝の8時頃には到着している必要あり。前日夜に前もって成田空港近くに宿をとる案も出たが、移動が夕方になるためラッシュに巻き込まれるリスクがあったため断念。

出国日早朝5時半に起きて、6時半に叔母達に例を言いつつ出立、駅まで歩いて切符を買い、ケイセイライナーがでる日暮里まで移動。

電車は既に人が多く、息子達が騒ぎ出さないかハラハラしていたが、以外にも彼らはお利口さんにしていた。どういう風の吹きまわしだろう?

空港到着し、クロネコヤマトでスーツケース6つを回収。とんでもない量のスーツケース。独身時代、こういう量の荷物を抱える旅行者を見ては、何をそんなに運んでいるんだ?と疑問に思っていたが、実際家族を持ってみて、何だかんだで荷物は膨れ上がるのだと痛感。

そのままANAの窓口に乳母車もろともすべてを預ける。ちなみに空港では子供用のバギーを借りることが出きる。

荷物検査&パスポートコントロールを通過、機内登場時間まで30分ほどあったので、ゲート近くのキッズコーナーへ。さすが日本、子連れ客への配慮や気遣いが細かい。


機内の席は2歳以下の子供用壁掛けベットが設置できる席をあらかじめ電話にて指定、足元にかなりゆとりのある席。私のおすすめは左右窓側ではなく中央。そうすれば両親ともに廊下に出やすいし多少スペースが大きい気がする。どうせ寝れないのだから窓際の席をとる必要もない。

離陸後機体が安定しだい、次男を床に設置、おもちゃをばらまく。シンガポール航空の機体がエアーポケット?に入り怪我人が出たばかりだが、そんなことを気にしている精神的&肉体的余裕は一切なかった。

ベシネットはこんな感じ。ANAは子供の体重10キロまで使用可能としているが、実は12キロまで耐えられるよう設計されているとベッドに記載。ちなみにANAさんは、子どもの体重はあくまで申告制、実際に子供の体重を図ったりしない。。。

しかしいつもと違う状況下でこんな窮屈なベッドで寝られるはずもなく、次男は結局飛行時間の最後の方まで熟睡することなかった。結果、14時間に及ぶ地獄の耐久サバイバルレースに突入。

3. 着陸後帰宅まで

着陸後も波瀾万丈な展開が我々を待ち受けていた。次回同じミスをしないように、ここに記載する。

第一に、飛行機の搭乗口近辺でベビーカーを回収する必要があったのだが、着陸後機内から空港側へと足を運びゲートをくぐってしまう。そうしてくれとフライトアテンダントの方から指示があったからなのだが、実は違ったらしく、ゲートを潜ってしまったので機内搭乗口付近には戻れず。仕方ないので忙しそうに駆け回るANA係員にお願いしてベビーカーを持ってきてもらうことに(結果、20分ほど時間をロス、子供がいる状況でまたされるのは厳しい)。

第2に子供&巨大な手荷物のハンドリングに忙殺され、席を立ち飛行機から出る際に自分のスマホを席に置き忘れるという失態を犯してしまう。これまた気づいたのが飛行機を降りてゲートを通った後。係の人に相談するも、まずは預け荷物回収レーンまで進み、そこにいるANA係員に話しかけるように指示アリ。その通りに歩を進めると、その現場に日本人のANA係員が。その方にお願いすると20分くらいかそこらで機内に人を送り私の携帯を発見、持ってきてくれた。さすがANA。他の国の航空会社なら、おそらく帰ってきてはない気がする。これまでもそうだったが今後もANAを使い続けようと改めて決心。

最後、駐車場にいくと、3週間ほどそこに駐車していた車のバッテリーがゼロに。車のエンジンが点灯せず。しょうがないのでロードサービスをオーダー。1時間ロス。

ということで身も心もボロボロになった欧州帰国旅となった。

最後に

総括だが、改めて、どんなにやすくとも2歳以下の子供つれて帰国するの早めようと決心。そして日本帰国は出張で。家族つれていくのは苦行過ぎる。

あと学んだこととして、パスポートコントロールの窓口の使い方。通常外国人は外国人専用窓口に案内されるが、配偶者が自国の人間なら、自分が外国人であっても自国民専用のゲートを使える(これは日本も私が住む欧州小国であっても同様)。これまで欧州帰国時、妻らと離れ、私一人外国人ゲートに並んでいたのだが、もうその必要もなくなるというわけだ。

なお、他の日本滞在記事はこちらから

しかし、日本に帰るたびに浦島太郎感覚に陥るのは私だけだろうか?帰るたびに目に入る周りの日本人たちが若返っている、というか私より年齢が下の層が急激に増えている錯覚に陥る&知人の老化が激しい。無論私が年を取っていることに他ならないが、私はもう彼らとは違うコミュニティーに属し年を重ねているのだなあと、一抹の寂しさを感じる。

てなところでこの雑記/備忘録を終える。


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