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欧州在住の国際/EU政策動向コンサル | 本業は会社員

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マガジン

  • 死ぬ前には読んでおきたい本

    読み散らかした本を適当にサマった上で、感じた事を書き下ろしてます(週末投稿)。 海外在住で日本語図書入手するのが難しいので、すべて英語で読んでます。英語の勉強にもなります。 私の概要記事は、あくまで私がポイントだなと思った部分のみ書き出しまとめているだけです。私の概要記事がきっかけで、その本に興味を持っていただけたら幸いに思います。

  • 独り言日記/つぶやき

    ヨーロッパ移住者による日記

  • 脱炭素メモ/つぶやき

    脱炭素関連ニュースに関するつぶやき集

  • 国際・欧州情勢ノート

    脱炭素関連の国際/欧州情勢ニュースを少し深掘りしてまとめたノート集です(月ー木配信)。

  • 人生録

    海外在住&国際結婚、過去の経験等を適当に書き綴ってます

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欧州在住の国際/EU政策・規制動向コンサルタントのBrusco(ブラスコ)です。 1. 本サイトの目的普段は仕事、家事、子育てに追われていますが、空いた時間で読書したり、国際・欧州政治経済の論文を読んだりしてます。 普段感じたことや読み散らかした本のまとめ、普段気にしている政治・経済の時事ネタを整理するためにnoteを始めました。 下記の方々を想定しながら、関連記事を書いています。 脱炭素を中心とした国際・欧州関連情報にご興味を持ってらっしゃる方々。 読書を趣味とし

    • 【読書】人生再考/「生の短さについて」から

      古代ローマ帝国の政府高官兼ストア派哲学者のセネカの書で、なぜ人々が人生が短いと感じるのかを痛快なまでに明瞭に述べて本。忙しなく生きなければならない現代人だからこそ読みたい一冊。 記事要約人生は短いのではない。人が生を無駄遣いしているのだ。 くだらないことや意味のないこと、他人のために自分の貴重な時間を費やし続けることはVoluntary Slaveryに過ぎない。 そのように時間を無駄に使いせわしくしている人の人生は短くなるのは当たり前。 1.本の紹介本のタイトルは「

      • 【読書】経済格差の根元に迫る/「Capital」から

        フランス人経済学者のThomas Piketty/トマ・ピケティ先生による一冊。発行当時は日本でですら話題になったらしい名著。豊富なデータを駆使し、経済学的観点から、経済格差の長期的な動体を分析、格差の度合いを左右する構造的要因を特定し、その是正方法を提示。 記事要約昨今、感情論や推測に基づく議論が多く散見されるが、しっかりとデータに基づいた議論をすべし。 富や収入格差といわれるものは得てして政治の産物。 格差是正/convergenceのため、国民の知識やスキル向上へ

        • 【読書】父から息子へ/「On Duties」から

          人はどう生きたらいいのか?本能のまま、好きなことをやって、快楽を追求していけばいいのか?第2思春期ともいわれる中年/40代、私自身生き方に悩むことが多々あるが、そんなときに出会ったのがこの本。 記事要約古代ローマ共和国の政治家/弁護士/哲学者のマルクス・トゥッリウス・キケロの書。 キケロがその晩年に、息子で当時ギリシャで勉学に励んでいた息子に向けて書いた書簡。 道徳的な拠り所や、参考にすべきお手本のようなものが存在せしない現代資本主義社会のにおいて、ひとつの指針となりう

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          【読書】過度な経済不平等が諸悪の根源/「Time for Socialism」から

          フランス人経済学者のThomas Piketty/トマ・ピケティ先生による一冊。過度な経済不平等に懸念を持ち、税や教育システム、各種社会的セーフティーネット含め何らかの是正措置が必要と主張。本書自体は、どこかのジャーナルに寄稿した記事をまとめた本で非常に読みやすい。 記事要約世界経済がHypercapitalism化、その流れが行きすぎたため、2020年現在経済社会の至る所に歪みを生み出している。 社会における力関係の見直し、税制改革を含む新たな社会主義的思考や体制が求め

          【読書】過度な経済不平等が諸悪の根源/「Time for Socialism」から

          【読書】市場原理主義の功罪/「What Money Can't Buy」から

          この世に金で買えないものはあるのか?市場メカニズムへの信頼から規制緩和へと走り、2008年のリーマンショックなどを経て、いったん鳴りを潜めたかと思われたが結局復活して今日にまで至る市場原理主義的フィロソフィー。結果、医療サービス、教育、住宅サービス等社会生活のあるゆる面がどんどん商品化されている。そんな市場原理主義的規範の拡大は、良い側面もあるが、悪影響を及ぼす場合もあり、どこかで線引きをすべきと警鐘を鳴らすサンデル先生による名著。 記事要約巨大化した市場の力や役割を再考す

          【読書】市場原理主義の功罪/「What Money Can't Buy」から

          【読書】実力主義から社会的分断へ/「The Tyranny of Merit」から

          日本でも小泉政権あたり?から吹き荒れ始めた気がする自己責任論。その論調の背後にはメリトクラシー/能力・実力主義的考え方があるわけだが、その思想が極端に支配的になった米国社会では、勝ち組VS負け組という構図が鮮明に。昨今叫ばれる社会的分断という現象に切り込んだマイケル・サンデル先生の著書。 記事要約本書の出だしは昨今よく話題になるアメリカ社会における政治的分断のお話。 社会的な勝ち組/Winnersと負け組/Losersが鮮明になった現代アメリカ社会では、各々の社会的成功/

          【読書】実力主義から社会的分断へ/「The Tyranny of Merit」から

          【リノベ日記 2.0】本日我が家のDIYリフォーム再開。夏に2部屋作ったが、今回は3部屋目。当面は月2回、隔週日曜日に実施予定。まずは既存の壁を剥がすところから。剥がす際に割らないように丁寧に。断熱材は入っているがおそらくなんちゃってなので、一新する必要あり。

          【リノベ日記 2.0】本日我が家のDIYリフォーム再開。夏に2部屋作ったが、今回は3部屋目。当面は月2回、隔週日曜日に実施予定。まずは既存の壁を剥がすところから。剥がす際に割らないように丁寧に。断熱材は入っているがおそらくなんちゃってなので、一新する必要あり。

          【読書】日本資本主義の父からの教訓/「論語と算盤」から

          現代日本経済を支える多種多様な会社・経済団体を明治から昭和にかけて設立しまくった日本資本主義の父と言われる渋沢栄一。そんな日本の偉人が心のよりどころとしていたのはなんと論語だった。なぜ論語という紀元前に書かれた書物が現代を生きる我々の人生に役立つのかを淡々と説明した書が「論語と算盤」。原文読むのは面倒くさいので、その現代語訳を読んでみた。 記事要約本書は本人が執筆したものではなく、渋沢栄一の講演の口述日記を纏めたモノ 道徳のない商才は取るに足らず、目指すは「士魂商才」、武

          【読書】日本資本主義の父からの教訓/「論語と算盤」から

          【読書】人生の教科書/「論語」から

          人はどうあるべきか。どういう行動や振る舞いをすべきか。どのような人生を歩むべきか。このようなとりとめもない問いに一つの答えを提示してくれる一冊で、誰もが知る古典。東アジアを席巻する儒教的社会形成の思想的バックボーンとなった論語には、現代社会に生きる我々にも有意義な人生訓が満載。 記事要約道教が現実への自足を論じる癒しの思想なのに対し、論語は仁義礼智信(5常)を重んじる秩序の思想。 本書は原文日本語訳とともに現代語訳及び解説が付けられており、サクサク読み進められるようになっ

          【読書】人生の教科書/「論語」から

          【読書】哲学王からの教訓/「自省録」から

          古代ローマ皇帝にして、ストア派哲学者として名高いマルクス・アウレリアスの書で、言わずと知れた名著。 記事要約著者は第16代ローマ皇帝かつ五賢帝最後の皇帝であったマルクス・アウレリウス・アントニヌス (121年-180年)。 第1部は、皇帝マルクス自身がこれまで関わった人々からどんなことを学んだがが箇条書き、第2部から色々と教訓が羅列し始められるが、どれも現代人の私の心にも刺さる言葉が満載。 権力は腐敗する、という格言があり、それは概ね正しいことは歴史が証明しているが、こ

          【読書】哲学王からの教訓/「自省録」から

          【読書】人生後半の攻略本/「老子」から

          幸せとはなにか?なぜ我々は日々身を粉にして働き続けなければならないのか?人生も半分を過ぎ、今後なにも目指して生きていけばいいのか?等と色々と悩んだりする癖がある40代前半の私。そんな数々の悩みに一つの解を与えてくれるそんな一冊。 記事要約仁義礼智信(5常)を重んじる秩序の思想である儒教/論語にたいし、道教は現実への自足を論じる癒しの思想。 全体的に超読みやすい。老子の語録もかなり意訳しており、ほぼ誰でもわかるように整理。 これまで夢や目標に向かって無理しつつ突っ走ってき

          【読書】人生後半の攻略本/「老子」から

          【リノベ日記 Day 14】2部屋目完成!今23時25分、これから片付け&掃除に突入。

          【リノベ日記 Day 14】2部屋目完成!今23時25分、これから片付け&掃除に突入。

          【リノベ日記 Day 13】石膏ボード設置&石膏一次塗り完了。ここで手を抜くと、ペンキを塗った際にでこぼこが際立ってしまうので丁寧にすすめているが、その結果今日も夜の12時近くまで作業をしてしまった。夏休みも残り少なく、明日こそペンキ塗りに入りたいところ。

          【リノベ日記 Day 13】石膏ボード設置&石膏一次塗り完了。ここで手を抜くと、ペンキを塗った際にでこぼこが際立ってしまうので丁寧にすすめているが、その結果今日も夜の12時近くまで作業をしてしまった。夏休みも残り少なく、明日こそペンキ塗りに入りたいところ。

          【リノベ日記 Day 12】本日は先日取り付けた屋根窓の枠を設置。こういうのは自分で探りながら作り上げるので非常に時間がかかる。石膏ボード設置し終わったので明日からペンキ塗り。

          【リノベ日記 Day 12】本日は先日取り付けた屋根窓の枠を設置。こういうのは自分で探りながら作り上げるので非常に時間がかかる。石膏ボード設置し終わったので明日からペンキ塗り。

          【独り言日記】欧州新婚旅行中のいとこ夫婦と近くの町を散策の上、地元の牧場にて牧場アイスを堪能。日本からの来訪者にとって、私の地元の田園地帯は非常に新鮮らしい。翌日彼らがモン・サン=ミシェルに向かい次第、自宅リフォーム再開予定

          【独り言日記】欧州新婚旅行中のいとこ夫婦と近くの町を散策の上、地元の牧場にて牧場アイスを堪能。日本からの来訪者にとって、私の地元の田園地帯は非常に新鮮らしい。翌日彼らがモン・サン=ミシェルに向かい次第、自宅リフォーム再開予定