【読書】市場原理主義の功罪/「What Money Can't Buy」から
この世に金で買えないものはあるのか?市場メカニズムへの信頼から規制緩和へと走り、2008年のリーマンショックなどを経て、いったん鳴りを潜めたかと思われたが結局復活して今日にまで至る市場原理主義的フィロソフィー。結果、医療サービス、教育、住宅サービス等社会生活のあるゆる面がどんどん商品化されている。そんな市場原理主義的規範の拡大は、良い側面もあるが、悪影響を及ぼす場合もあり、どこかで線引きをすべきと警鐘を鳴らすサンデル先生による名著。
記事要約巨大化した市場の力や役割を再考す