クリスマス気分を盛り上げるおすすめ映画Part2
先日クリスマス気分を盛り上げる映画Part1として『ラブ・アクチュアリー』をオススメした。
書いているうちに私の気分が盛り上がり、クリスマスに観たい映画をいくつか観てとても温かい気持ちになった。
来週はいよいよクリスマス。
ぜひお付き合いください!
ブラザーサンタ(2007)
サンタ・クロースを弟に持つ男の話だ。
兄のフレッド・クロース(ヴィンス・ボーン)は弟のニコラス・クロース(ポール・ジアマッティ)が大好きだった。
でも弟は良い子すぎるのだ。
誕生日に「ニコラス」と表紙に書いた日記帳をプレゼントしても恵まれない子にあげてしまうような弟だ。
そんな弟を母親は褒めて褒めて褒めまくり、何かとフレッドと比較する。
そんな子供時代を過ごしすっかり捻くれた大人になってしまったフレッドは詐欺まがいのことをやって刑務所に入れられてしまう。
彼女であるワンダ(レイチェル・ワイズ)の誕生日も忘れて怒らせてしまったので助けてもらえない。
そこで保釈金を憎らしい弟であるニコラスに頼んだことから、北極でクリスマスプレゼント用のおもちゃ作りを手伝うことになってしまう・・・
キャストが豪華なこの映画、他にもケビン・スペイシー、キャシー・ベイツ、エリザベス・バンクスは出ているし製作はジョエル・シルバーだ。
「つまらない」というレビューもいくつか見つけたが、「良い子・悪い子」の判定をしてプレゼントをあげる・あげないを決めていたのを「悪い子なんていない!」と言って全員にプレゼントを渡しに行くフレッドはかっこよかった。
元々はサンタ・クロース本人が配達するのだけれど、弟のニコラスが腰を打ってしまったので代わりにフレッドが配達をしなければならなくなった(クロース家の人しか配達はできない決まり)
「できるのか?俺に」と悩むフレッドだがみんなに励まされ頑張って子供達全員にプレゼントを配達する。
その後、おもちゃ作りを頑張ったエルフ達と一緒に大きなスノードームで子供達の喜んでいる姿を見守っているところも最高だった。
フレッドも元々はこんな捻くれた人間ではなかったし、今も親のいない子供をかわいがっていたりもする。
弟との関係に悩みセラピーに行ってみたりもしたけれど、そこには著名な兄弟を持ち悩んでいる人達がいた。
シルベスター・スタローンの弟、フランク・スタローン
ビル・クリントンの弟、ロジャークリントン
アレック・ボールドウィンの弟、スティーヴン・ボールドウィン
3人共本人役で出ているのがまたすごい。
役ではあるが多分本当に悩んでいる時期はあったと思う。
うちは平凡な三姉妹だから平和に暮らしてきたけど、もし人気モデルとかオリンピックに出るようなアスリートとかが姉にいたらやっぱりフレッドのように捻くれていたかもと思う。
絶対比較されちゃうし、自分にはそこまで才能ないから辛くなっちゃうよね、きっと。
そんな感じの映画だが、北極のクリスマスタウンは一度行ってみたいぐらいかわいいし、エルフの恋が成就するのもいい。
背の高いヴィンス・ボーンが小さなエルフのベッドから足がはみ出るのもかわいかった。
軽い感じで観られる『ブラザーサンタ』
クリスマス前の今の時期にピッタリです!