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音楽家の旅行記 仙台編 -Part3 朝〜仙台市博物館〜仙台城跡-


起床

2日目の朝。まずはシャワーを浴び、ラウンジで寛ぐことに。

ハジ君

寛いでいると二匹目の猫ハジ君がやって来る。もう一匹のマサムネ君と共にここの猫ちゃんたちは人懐っこい。シャッターチャンスを待ち構えパシャり。水を飲み準備をし出発する。コンビニでパンと野菜ジュースを買いベンチに腰掛け食事。そしてさらに食べ物を求め地元の朝市に向かう。

仙台朝市

仙台朝市

朝市開始早々に行ってしまったせいかまだまだ閉まっている店も少なくなく買い食いできそうなものはあまりないようだ。ということで最初の目的地の仙台市博物館へ目指す。その道中やはり空腹に勝てずコンビニに寄ると珍しいものを発見。

仙台味噌焼きおにぎり

基本的にコンビニのおにぎりはあまり好きではないのだが面白そうなので買ってみる。食べてみたらその味噌の味に驚愕する。先日美味しい美味しい信州味噌をお土産に買いたっぷり堪能しているがその味噌とは味が全く違う。信州味噌が素朴なほろほろした感じに対し仙台味噌は洗練したキレの強い味わいだ。一方で赤味噌の旨味がやはり際立っている。信州味噌が牧歌的なら仙台味噌は都会的、といったところか。お米との相性バッチリだ。
そうこうしながらさらに足を進める。仙台市博物館は仙台城跡の手前にある。

仙台市博物館

仙台市博物館の内部の解説。仙台の歴史を主に中心としておりその歴史とともに纏わる工芸品やその他諸々が展示されていた。1番の目玉は伊達政宗の兜と鎧だろう。レプリカとはいえど迫力と美しさはやはり政宗らしい。
1番の目的の仙台平も展示されていたが残念ながら布の巻物ひとつしかなかった。が、その模様の線のシャープさと、事前に画像で見ていた時よりも渋さというのを感じ宮城県の美を堪能した。
博物館を後にし、仙台城跡へ向かう。

仙台城跡

仙台城跡石垣

この仙台城の石垣を見て仙台らしさというのを強烈に感じたのだ。
皇居の石垣とかは石のサイズが不均等な上さらにかなり不規則に組まれ隙間が生まれその隙間に砕かれた石が詰め込まれたような不揃いな作りになっている反面、この仙台城の石垣はほぼ均等にぴっしりと綺麗にレンガのようにはめ込まれている。仙台の街中を歩いた時その独特なはっきりとした、それでいてかなりシャープな空気感を感じた。それに通ずるものがあるように思ったのだ。そういえば、私の目から見た場合仙台は比較的ユニークな、自分が好きで着ている、というような意志を感じられるかのようなファッションをしている人が時たまいることに気がついた。東京だと大体多くが流行に乗っかったようなファッションや髪型をしている、あるいはブランドものを身につけている人が多くて本当にそのファッションが好きだから、という意志を感じられるファッションをしている人が少ないように感じることが多い。宿主に聞いたところ福島の方が古着屋が多い分そういう人が多いという話があったのだが実際どうなのか気になるところだ。仙台城跡の敷地に入りしばらく坂道を登り頂上へたどり着く。

伊達政宗像

かっこいい。その一言に尽きる。伊達政宗はかなりファッションや料理にこだわりがあったようだ。ずんだ餅も彼が考案したという俗説がある。
あのシャープな三日月の鍬形は私個人的にはいかにもカッコつけ、という狙っている感が否めないのだがそれが突き抜け極まって本当にかっこよく感じるのは流石日本一の伊達男だ。

頂上からの景色。中心は仙台大観音

パノラマがあるので見渡す。伊達政宗像を背中に左側に仙台大観音像が見える。日本で2番目の大きさの仏像だ、と後ろの観光に来ていたご老人が他のお仲間に説明していたが、観音様は菩薩であるがゆえ正式にはまだ仏になるための修行中の身である。

さて、時間があまりないので早々に今度は瑞鳳殿へと歩いて向かう。

次回に続く。

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