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音楽家の旅行記 伊東・赤沢温泉編 Part2 -伊豆高原〜赤沢温泉〜露天風呂〜湯上りビール-


バス乗車

さらに30分程待つとリムジンバスがやってきた。運転手に日帰り温泉と伝え運んでもらう。10分程だっただろうか。赤沢温泉郷敷地内にバスは入っていき赤沢日帰り温泉の建物の前で停車した。

日帰り温泉

館内に入り入場料を支払い受付を済ませ、まずはお土産コーナーが目に入ってくる。温泉まんじゅうやら干物やら酒やら色々あるがまずは温泉だ。エレベーターに乗り男湯の階にむかう。
到着し暖簾をくぐると大きな大きな脱衣所だ。ここではタオルは無料で貸し出しがあるようだ。衣類を脱ぎタオルを借りいざ浴場へ。
まずは屋内大浴場、大きな浴槽が3つほど並んでおり真ん中以降右側はジェット付きの温泉になっていた。右側には水風呂がある。そして壁は一面窓になっていて外の海の景色が見える。右手前側には体の洗い場になっておりさらに右奥に行くとサウナが2種類、普通のサウナとスチームサウナがある。左側には壷風呂がありそれぞれ匂いが焚かれている。さらに左奥には露天風呂への入口があった。まずは身体を洗い早速露天風呂を浴びに左側へ行く。

景色

浴場より先は撮影禁止なので1階の食堂から撮った写真が比較的近い景色だったのでここに載せておく。これよりさらに2階上の階からの景色である。目の前はオーシャンビューであり露天風呂の湯船に浸かり視線を下げると湯船の水面と海の水面が繋がり一つの水の世界の中に迷い込んだ感覚になる。屋根が程よく直射日光を和らげ、その水質は静岡の天然温泉だ。水が明らかに柔らかく透明感が高い。そして目の前の緑のあたりには赤とんぼが飛んでいる。非常にのどかな時間であり、またしばらくすると今度は飛行機が目の前を飛んで行く。温泉入りながら味わっている光景なのが信じられないような感覚だ。何よりこの日の元大海原を前に温泉に入っている開放感は特別なものだ。その開放感に身を委ねるとどんどん自分の体が溶けていくかのような感覚になっていく。そんな感覚がたまらなく気持ち良いのだ。
しばらく入り、今度は水風呂に浸かり、そのあとはサウナに入り、そんなことを繰り返し体の中の水分を循環させていく。露天風呂→水風呂→ジェット温泉→水風呂→露天風呂・・・のくりかえし。温泉で体がどんどん軽くなっていく。特に露天風呂はやっぱりよかった。20人は入れるかというスペースにこの日は多くて3人だけの広い空間だ。その空間を時間帯によっては独り占め。そして海。山。空。目の前の景色はペンキ絵ではなく本物である。開放感が圧倒的に違う。温泉と同時にマイナスイオンを全身スッポンポンでダイレクトに味わう感覚は体験しなければその真の良さはわからないことだろう。そんな風に入浴しているとあっという間に時間が経過。帰りの分の時間も考え名残惜しく風呂から上がる。体を拭いて着替える。

湯上りのビール

昼食はどうしようか来る間だいぶ迷っていた。温泉郷にも食事処はあるのだが駅周辺にもそれなりに美味しそうなお店がある。伊東駅まで出るというアイディアもあったのだが温泉に入りようやく決まった。ここで食べよう。
すっかり温泉に入りリラックスモードに入ってしまいとにかくグダグダしたかった。移動なんて面倒この上ない。ということで1階の食事処に入り早速静岡ビールを注文。普段入浴後にあまりアルコールは飲まないのだが今日は特別だ。

静岡麦酒

例の景色を見ながら湯上りのいっぱい。一気に全部飲み干したくなる気持ちを抑えて一口飲む。風呂上がりのビール、なんとも背徳感がある。なかなかビターなホップの味が強めのビールでキレも強めだ。そんなビールを飲みながら干物の定食を待つ。

次回に続く。

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