「あれ頼むわー」「いいよぉ」で伝わる関係性
みなさん「フランチェン」を覚えてるでしょうか? こんないい返事で頼みごとを引き受けてくれる人がいたら、助けてあげたくもなりますね💡
ただ、関係性ができない人に、仕事でもプライベートでも物事を頼む時は注意が必要でしょう。
それは相手の性格や関係性もありますが、原則として人に何かを頼む時は、「礼儀」や「具体的な説明」が欠かせません。
というのも、わたしも痛い目に合ったことがあるから言える訳で。。
*
「礼儀」を欠いた例
仕事を進めるには個人の力もありますが、大きなプロジェクトを進める時などは、人への協力を仰がなければいけません。
面倒な仕事などは特に「なんでこの人の頼みを聞かないといけないのか」、「そもそもやる意味があるのか」、「なぜわたしに依頼してきたのか」など思ってしまうことがあるかもしれません。
この例は「設計側」と「使用者側」で、よく抱きそうな感情が火種となった結果で、最初に阿部さんが不具合が多少あるのは当たり前で、現場サイドで手直しして使っていくのが当たり前と思っているのかもしれません。
ただ、そう思っていたとしても、トラブルを避けることはできます。岡田さん、こちらの不手際で申し訳ないですが、手直しお願いします。など、枕詞ひとつ付けるだけでも、飲み込んでくれたかもしれません。
わたしは他部署にメールで依頼する時などは、一方的に押し付けるような言い方を避けて、○○お願いできますでしょうか? お手数ですが、よろしくお願いします。
というような言い回しをしたり、それでもぶっきらぼうだと思われそうな時は事前に電話して合意を得てから、リマインドとしてメールするようにしています。
この人の頼みだったら何でもやってやろうと思ってくれてる人へは、「あれ頼むわー」だけでも喜んでやってくれるかもしれませんが、縦割りで仕事の境界線がグレーな間柄などは、最低限言葉遣いは注意したいですね。
また、その場でトラブルが起こらなかったとしても、怒りは蓄積されていくものなので、いつか爆発するかもしれません。
*
「具体的な説明」を欠いた例
手戻り(二度手間)は極力避けたいですよね。しっかり説明していても完全には避けることはできないかもしれませんが、最低限伝えておくべきことはあるのではないでしょうか?
この場合は上司と部下なので、礼儀は除外して考えます。”言わずとも分かるでしょう”と上司は思ってるのかもしれませんが、実際に手戻りが発生している時点で「説明不足」と言えます。
イメージを具体化したいなら、「なぜ修正しなければならないか」、「期限の設定」、「イメージの図示」など、微修正に留められる範囲で指示すべきだと思います。
ある程度性格は分かってるはずなので、質問しなかった岡田さんも反省すべき点はあると言えるでしょう。問題はどちらが悪いかという二元論ではなく、どこまで意識しているかというところです。
*
この記事は読んでいただいた方にこうしたほうがいいよという話ではなく、どちらかというと自分の戒めとして書いています。
やはり多くの人を動かせる人というのは尊敬しますし、挙げた例は基本的な話かもしれませんが、常に意識しておきたいです。
同じ岐阜県民の「数学専門の国語教師のオニギリさん」が説明するということはどういうことか、何が大事かってことを記事にされていたので、参考にさせていただきました。
人間界での修行に終わりなし。。