詐欺とマーケティング
最初にお断りすると、自分は
マーケティングの専門家ではありません。
この記事もあくまで素人の私的な見解です。
そんな門外漢の自分は、
マーケティング関係者と仕事をすると、
なんか、もやもやする事があります。
その原因は、
マーケティング活動に関する不信感。
マーケティングって詐欺っぽい
という意見があります。勿論、
全てのマーケティング活動が、
詐欺的だとは思いませんが、
一部にそう思われても仕方がない
部分があるのも事実だと思います。
これまで自分の中で、
詐欺的なマーケティングと、
適正なマーケティングの
線引きが明確でなく、
言葉にすることは避けてきたのですが、
最近になって、少し整理ができました。
こんな感じです。
自分がマーケティングを
胡散臭いと感じる多くの場面は、
製品やサービスの良し悪しを置き去りにして、
どう売るのか、どれだけ売るのかだけが、
議論のマトになり、
そこだけにお金や時間が投入されるシーンです。
これはマーケティング活動を、
誰が行うかによっても異なります。
製品やサービスを提供あるいは製造する企業
製品やサービスの販売店
1,2に関与しないマーケティング専門の担当者や委託先企業
全てのケースで、
製品やサービスの良し悪しを
顧みないマーケティング活動は、
(個人的に)詐欺的だと思いますが、
特に罪深いのは3のケースです。
3の場合、当事者は立場上、
マーケティングありきの考えをする為、
マーケティング活動以前に、
製品の良し悪しを考える事も、
議論することもない傾向があります。
(あくまで自分の経験則です)
自分の仕事を、
スムーズに進める為に、
依頼主の意向を組んでいると言えば、
それが間違っているとは言えません。
でも、マーケティング云々以前に、
そのビジネスプロセスに於いて
最終的にエンドユーザ(顧客)に対する
顧客満足度向上の一翼を担っているとするなら、
依頼を鵜吞みにして、製品に向き合わず、
闇雲に拡販だけを追い求めるのは、
本当に正しいビジネスなのですか?