【翻訳の勉強】原書と翻訳書を対訳で読む
こんにちは。えてです。
出版翻訳の勉強を本格的に始め、情報を収集するうちに、たくさんの翻訳者さんが推奨しているある勉強法を何度も目にするようになりました。
タイトルにもあります通り、原書と翻訳書をつき合わせて対訳で読む、という勉強法です。
わたしは元々、かなりのめんどくさがりで、原書を読む際もほとんど辞書を引かず、分からない箇所があっても、分からないなりに原書を楽しむ、というタイプだったので、このような本の読み方はしたことがありませんでした。
ですが、今月ふと思いあたって、そのとき読んでいた原書の日本語版をKindleでダウンロードし、対訳で読みすすめてみたのです。
もうびっくりするほど勉強になりました。
プロの翻訳者は、こんなふうに、多彩な表現をするんだ…!
こんなふうに日本語で、その物語の世界を再現するんだ…!
そんな発見がたくさんあり、とても刺激になりました。
たとえば、"●● said" のような、「●●(誰々)が言った」というフレーズの訳にこんなにバリエーションがあるとは驚きでした。そのときの状況に合わせて、ちがう言葉を充てていかなければいけないんですね。
対訳で読みすすめるというのは、普通に読書をするよりも、2倍・3倍の時間がかかります。原文を読んで、訳文を読んで、気になったところを細かく確認して…という具合です。
でも多くの翻訳者の方々がおすすめしているとおり、ほんとうに勉強になります。正直なんでもっと早くやらなかったんだろう、と思いました(笑)
ちなみに、この方法で読みすすめる際には、Kindleの端末やipadなどがあるといいかもしれません。2冊を同時に持ち、ページをめくっていくのは大変ですからね。
私は今年はじめてKindleの端末を使い始めたのですが、軽くて、読書に集中しやすくて、とっても気にいっています。
2025年は、もっともっとこの方法でいろんな本を読んでみたいです!
それでは。
えて