残っているもの
わたしはすきになれるものが少ない。
映画やアニメはじっと見れない。
読書はあんまり得意じゃない。
物語になかなかのめり込めない。
そんな、数少ないわたしのすきなものをnoteに投下させて。
よければ皆んなに知ってほしい、わたしのすきな作品について、それがすきなわたしについて。
今回は本と映画一個ずつ、とっておきのを。
ひとつめは、彼のお母さんがおすすめしてくれた本。
ブレイディみかこ
【ぼくはイエローで ホワイトで、ちょっとブルー】
イギリスに住む筆者とハーフの息子の日常を綴ったノンフィクション。街でもけっこう話題になってる。
筆者の息子、“ぼく”の子どもならではの繊細さと、
mixedなことや雑多な地域での生活で培われている独自の視点と感性が胸に刺さる。
息子の気持ちを隅々まで汲み取って、子供扱いばかりしないブレイディさんの誠実な姿は理想のお母さん像だなあ。
イギリスの階級社会がここまで激しいとは知らなかった。色んな葛藤の日々に発見があったり、共感したりでとっても豊かな気持ちになった。
ふたつめは、大学2年生の夏休み、イギリスのポーツマスに語学研修にひと月行った帰りの飛行機で出会った映画。
リチャードリンクレイター
【Before Sunrise(恋人までの距離)】
男女がパリ行きの電車で出会って、ウィーンで途中下車。それから二人のロマンスが始まる。
まず画が美しい。二人がじゅうぶんな大人なのもいい。危うさのある不完全な終わり方も大好き。1995年の作品で、レトロさがあるのに古臭くない。
これを見終わったあとの余韻が1週間残ったのもちゃんと覚えてる。その当時恋していなかったから、相当憧れた。
これ以来、すきな映画監督はリチャードリンクレイター。あんまりの衝撃にこの人のは見漁った。
作品のカケラが自分の中にいつまでも残るような出会いがしたい。
映画も本も、貪って観れるようなタイプじゃないけど、すきと言えるものを、ひとつずつ、じっくり増やしながらおとなに成っていきたいな。
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