見出し画像

「市場価値」と「存在価値」をごっちゃにしない

コーチである私の存在や能力、あり方のすべてを、
パワースポットに行くように、戦略的に使ってほしい。

戦略的パワースポットコーチ みなべりんです。


今朝、音声プラットフォームVoicyで、
保健師でキャリアコンサルタントの古谷しずかさんの放送
『「自分の価値を上げる」という落とし穴』
https://voicy.jp/channel/2170/6180852
を聴いて思いました。

まさに、
自分の市場価値と存在価値、
ごっちゃにしがちだなって。
(特に、落ち込んだり、弱ったりしてるときは要注意)

会社やクライアントに対して、
自分は価値を出しているのか?

自分の価値は高いのか低いのか?

まぁ、もちろん誰でも、
低いよりは、高い方がいいと思うのが普通でしょう。

でも、市場価値と存在価値を
混同しない
ことと、
市場価値の高い低いには、
一喜一憂しないことが大切です。

なぜなら、

■自分の「市場価値」
・相対的なもの。
・後天的に能力を獲得し、経験が増えると上がる。
・どの場所に自分を置くかで、あがったり下がったりする。
(スライド作るのが苦手な人の集団では、スライド作りが得意な人は重宝されて価値は高く評価される。逆もまた真なり)
・需要と供給のバランスは、ある程度読めるけど、100%コントロールはできないので、高い方がいいけど、気にしすぎないことが大事

■自分の「存在価値」
・絶対的なもの。
・何もしなくても先天的に「ある」もの。
・土台として変わらない。
・なくならない。
・好きって言ってくれる人がいたり、家族に大事にされたり、優しくされてるのは、自分が何かをする/できるからではない。

だからです。


今まさに、会社の評価期間なので、
メンバーの能力や成果について、
レーティングの考え方に従って5段階で評価をつけたり、
自分もつけられたりするタイミングです。

でも、それはあくまでも
「市場価値」であって、
「存在価値」とは無関係。


市場評価が高かったときは、
素直にありがたく受け取っておけばいいですが、

低かったとしても、
それはあくまで、そのときのその場所での
市場価値。

「絶対的な存在価値は変わらない。何も影響しない」

そう思うだけで、「評価=○○」という事実を
フラットに捉え直して、

「じゃあ、どうする?」
「振り返って学べたことは?」
「今から、あるいは次やることは?」

と未来に向けて自分を前進させることができます。


以前、外資系コンサル会社に転職して間もない頃、
最初にたずさわったプロジェクトの上司の評価が、
「期待値以下」だったとき、

 ガーン...

と一瞬頭が真っ暗になりましたが、
そこで思考停止せずに、

「会社のプロジェクトでの評価が期待値以下だったからって、
私の人間としての価値が下がるわけじゃない」

と捉え直したことで(むしろ自分で自分に言い聞かせて笑)、
立ち直った経験があります。


私が職場で大切にしている
「心理的安全性」
は、存在価値の方に関係しています。

まずは土台として
そのときどきの評価が何点であれ、

「自分はここに存在していてもいい」

と心から思えること。

その安心感があるからこそ、
人はのびのびと、
個々人の能力やパフォーマンスを発揮できると信じています。


「市場価値」と「存在価値」をごっちゃにしない。

何かのお役に立てば幸いです。

(音声で聴きたい方はこちら👇️)


いいなと思ったら応援しよう!