最高級食材キャビアが高い理由って?
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この記事の登場人物の紹介
キャビア博士のキャビン・コスナー
キャビア業界1年生!
チョウザメ帽子をかぶって、日々お勉強に励むさめじまくん
キャビア博士のキャビーナ・ジョリー
ファンキーな見た目だけど、主婦でおせっかい焼きのクボさん
さめじまくんとともに勉強中。
はぁ~もっとキャビアが食べたい…でも…
日本でも養殖場が増えているとはいえ、やっぱりまだまだ高級なイメージだよね~
あらっ??
思えば、そもそもどうして、キャビアは高級食材だと言われているの?
確かに…!あんまり深く考えたことがなかったな~。
何となくテレビで高級食材のフォアグラとかと
同じくらいの立ち位置でなんとなく思ってた~
そもそも、フォアグラ、トリュフもなんで三大珍味と言われているのかよくわかってなかったわ…
おしえて~~キャビン君~~~っ!!
おう!任せとけ!
ズバリ何故、キャビアが世界三大珍味の1つに選ばれているのかというと、トリュフ、フォアグラ、キャビアは昔々のヨーロッパ周辺の高級食材から来ているんだ
珍味の由来はね、まず食材自体に希少性がある事。
そして次に見た目と味に大きなギャップがある食材を指すのね。
なるほどね!見た目はちょっとみんな黒っぽいから、黒い食べ物が基準なのかと思ってたけど、色って言うより見た目と味のギャップの激しさね~~!
クボさんも見た目と中身にギャップがあるよね…
そう?私は見た目も優しくて、美人で、中身もそれに見合っているでしょう?
こ、これ以上はコメントを差し控えるよ…
(自分で言っちゃったわ…)
(自分で言うか…?)
ん?なんかみんなの視線が冷たいわよ…?
話を元に戻すけど、そんなキャビアがなぜ高いのか?っていう肝心な事を話したいんだ
まずチョウザメ自体が絶滅危惧種である事が理由の一つね。
2022年7月21日、国際自然保護連合(IUCN)では
絶滅の恐れがある野生生物のリスト(レッドリスト)の中で
全27種のチョウザメ類、そしてヘラチョウザメ類の3分の2が深刻な絶滅の危機にあって、すでに2種は野生の個体が絶滅してしまったっていう現状があってだな…
え~~~!それは思ったより、深刻な状況だな…
でも、そもそもワシントン条約(1975年7月)によって、すでに天然キャビアの国際取引は禁じられているの。
だから、今市場に出回っているキャビアは養殖よ。
元々、密漁や乱獲を厳しく取り締まっているルールがあるのね。
そこで、日本含め各国でキャビアの養殖技術を向上させようとしている所ではあるんだぜ。
そもそもチョウザメが卵を宿すまで7~10年という長い年月がかかるんだけど、最近だと採卵時期を早めるための研究を進めているところなのよね。
それがうまく行けば、少しは生産効率が上がるってこと?
ご名答。約1~2年程度の短縮は可能になるとは言われているわ。
なるほどね~。そんなに長く年月をかけて育てた卵たちなのだから
そりゃなかなか安く提供するって難しい所よねぇ…
やっぱり、キャビアは大切に食べなきゃダメね!!
そう!自然環境を守りながら、チョウザメの産業を育てていく事が
重要になってくると思うぜ。これからの養殖技術に期待しよう!
あ~~わかったぞ!
つまり、人気者になるには良い意味でギャップを作れば良いんだ!
と、突然何なのよぉ!!大きい声出して。
つまり、世界三大珍味のように見た目と中身に
ギャップがある程、選ばれるっていうなら、
僕たちが人気者になるためにも、ギャップを作れば良いって事だよ!
さめじま君、何アンタ、人気キャラとか狙ってたの?
そんな野望を抱いてたのね…
そうだな!例えば、さめじま君は魚の帽子を被ってて
如何にも魚博士っぽいのかと思えば、俺らよりにわかって所とかな!
え~~んっそれ誉め言葉になってな~~い!!
私は、人気とかに左右されたくないんだけど…
ま、まあ何だか話がまた脱線しそうだから、この辺でおしまいにしましょう
そうね、じゃあ次回もお楽しみに♪