#90 -女の子の色、男の子の色。
娘だからって、洋服ダンスの中をピンクでいっぱいにはさせてなるものか!
ミレニアル世代(ぎりぎり)の親らしく、娘本人が好きな色を中心に性別に囚われない洋服を選びたいねー。なんてことをヨメと話したのがついこの間のように思える。。
「子どもが生まれたよ!」と言うと、いたる方面から「待ってました!」と言わんばかりに服の半一方的なドネーションがはじまる。みんな捨てるにはもったいないし、古着屋に持っていきたいけど時間がない・・・とズルズル処分するチャンスを逃し、家の収納スペースの奥にあったベビー服、乳児服をたんまり持ってきてくれる。
そうして一気に、ゼロから120まで増えたストックパイルの中から選りすぐりして残りは同じくPay it forwardになる。w(でも大体の人は、好きなやつ、必要な分だけとって、後はまた戻していいからね。と言ってくれる。)
長女が2歳になるくらいまでは結構色んな色の服があった。義母からプレゼントされるものはピンク系のものばかりだったけど、それは想定内だったので、あえて自分たちではピンク系の色は一切買わないようにしてバランスを保っていた。
が、モノごごろがつきはじめ、幼稚園に行き始めると、あれよあれよという間に、娘のタンスの中がピンクで埋め尽くされていく。。
お友達もピンク。お店で売っている可愛い洋服もピンク。
男の子の方を見てみれば見事に、黒・青などの定番の男子カラー。
デザインに使われる生き物にもジェンダー的な使い分けがある。
男の子・トラ、ライオン、ロケット(あ、生き物ではないか)
女の子・蝶々、ネコ、うさぎ、馬、ユニコーン・・・など
てかここで質問です。
なぜ、女の子=馬 なんでしょう?
エストニアだけがそうなのかわかりませんが、やたらと、
女の子=馬 のセットを目にします。
ユニコーン・馬・ポニー・・・
なぜだ?馬の髪の毛が長いから?白馬の王子的なイメージ? ただの考えすぎ?
この、女の子=馬 のイメージに疑問を持ち出してしばらく経ちますが、その真相は知りません。誰か知っているヒトいたら教えてください。
欧米では男女の差別化も日本より少ないイメージがあるかと思いますが、
ファッションに関しては大手のお店等にいくと、やはり従来の性別ごとの定番の色、デザインで分かれていることが多いです。
イヤイヤ期を通り越し、自我もしっかりでき、幼稚園に行き始めると帰属意識というものもでてくる。これは生き物であればごく当たり前のことなので、ある程度の「みんなと一緒がいい」という気持ちはあって当然だし、それを止める必要性もないとも思っています。
ましてやうちの場合、娘はTHE・マイノリティと呼べるほどの存在で、髪の毛だって、全クラスの女の子がブロンドの中、唯一のダークブラウンです。園全体を見ても、日・中・韓はおろかアジア人すら1人もいません。
首都のタリンであれば多少のMixed raceの子どももいるかもしれませんが、地方都市ではその確率はグンと下がってしまいます。
そんな環境の中で娘が、「みんなと一緒がいい」と言えば、
親としても、「ダヨネ」ってなってしまう。
もちろん、「みんなと違うことは悪いことじゃない。それぞれの個性は大切なことなのだ」ということを付け加えることは当然としても、みんなと同じがいいと思う娘の気持ちを拒否する権利はボクには一切ない。
「自分だけが見かけが違う」という環境で育っているのはボクではない。子どもは小さなことにスゴく敏感だから、親が思っている以上にこちらが気づかないところでそういった「違い」を気にしているかもしれないし、気にしてないかもしれない。こればかりは娘のみぞ知る。という状況が少しだけもどかしかったりする。
そんなこんなしていたらやはりクローゼットの中がピンクに支配され始めてきた。別にピンクの服を着て欲しくない。とは思ってません。ただ、色を見て、「あ、コレは男の子の色だから・・・」という風には思ってほしくないなーと考えているのですが、やはりコレも親のエゴなんでしょうかね?
みなさんは子どもの服選びで悩むことってありますか?
やはり日本でも女の子の色、男の子の色ってはっきり分かれてますか?