自分たちだけが勝ち残る「対立&戦う経営」 から、自分らしさを活かし、喜びを生みだす「自己変容&豊かな経営」へ
一番苦しい時に経営者は何を大切にし、何を選択したのか。
そして、社員はなぜ、再生に向け自ら動き出すことができたのか?
仕事の手を止めて、一気に読みました。希望が湧き、体が熱くなりました。
(50代、大手メーカー部長)
自分も変われる!会社も変われる!ワクワクを感じられる一冊です!
(40代、経営者)
新しい発見がありました。この視点を仕事に取り入れてみようと思います。
(30代 製造業マネージャー)
大変な危機を大切な仲間と共に乗り切るために。
実話に基づいた、勇気と感動のビジネスストーリー、
それが、書籍「全員参画経営」(簑原麻穂)です。
Amazon企業再生部門ベストセラー第1位!
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神の人材配置の異名を持つプロセスデザイナー・篠田亜子。閉鎖の危機に直面した東北のある工場は、その危機をどうやって乗り越えたのか?「従来の適材適所ではうまくいかない」。書籍『全員参画経営』では、主人公・篠田亜子が、経営者、工場の仲間と共に、様々な壁を乗り越えながら行った、企業再生のための本質的なアプローチが紹介されています。
営業部と工場で意思疎通ができない中、いつも冷静な田村課長が声を震わせた。「私たちが今まで改革できていないことは確かに問題かもしれない。でも、営業がやるべきことはもっとあるはずです。私は彼らを見ながら、自分たちが自分たちで生きていかないとダメなんだ、自立する時期が来たのだと確信しました。これは、自分たちが自立するための改革でもあるんだと思ったんです」―本文より
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社員が自ら考え行動し、成長するフォーメーションが生まれた時、逆転の企業再生が始まる―
篠田亜子は、企業変革の水先案内人として、「父性性」と「母性性」という独自の観点から、事業と人と組織の機能のバランスをとらえ、経営者の思考・行動・パターンが自ら変わるためのサポートを行い、新たに引き出された能力の組み合わせで、社員が自ら考え行動し成長するフォーメーションをつくっていきます。その目的は、人と事業の価値を高めて厳しい時代に生き残り、変化に強い会社にしていくこと。本書では、改革が進行し、実現していくプロセスを、読みやすいストーリーと理論的な解説でわかりやすく伝えています。
自分たちだけが勝ち残る「対立&戦う経営」 から、
自分らしさを活かし、喜びを生みだす「自己変容&豊かな経営」へ
今、この時代に必要な、これまでにない新しい理論に触れられる一冊です。是非、ご一読いただければと思います。
人の能力は配置で変わる!
いま、いる社員で会社は復活する。
そのための本質的な行動を促す読む処方箋!
経営者、マネージャー、社員、一人一人見ている景色は違う。この多面的な事実を、どうやって融合し、全員が一致団結して、危機に立ち向かうのか?
全ての人の中にある母性性と父性性。
そのバランスを意識することが、人も企業も変えていく。
様々な価値観や考え方を受け入れることが求められる現代には、
人間の存在そのものを受け入れる包容力と、
異なるものをまずは受け入れる受容力が、
経営者本人の中や、組織の土壌の中にも必要になってくる。
つまり、母親が子どもの存在をありのままに受け入れ、 その子どもの中にある強みや能力、可能性を見いだしていくような母性性のマネジメント要素。
「母性性や父性性」は、性別に関係なく、本来、人間であれば誰の中にも、両方あるものではないだろうか。もちろん、育った環境や、生まれ持った気質によって、人それぞれ、母性性と父性性のバランスは異なる。そして、自分次第で、いつからでも、開発していくことができる。
✴︎書籍「全員参画経営」では、「母性性、父性性」という言葉を多用しています。女性性・男性性がより良く発揮されている状態とした場合の、それぞれの定義として、母性性については、すべてを大きく包み込む包容力、ありのままを受け入れる受容力、人間が人間らしく存在できるための感情や五感で感じる感覚、変化に対応する柔軟力、共に感じる共感性など、「育む要素」を主としています。父性性については、めざす方向を示すリーダーシップ、新たな開拓やチャレンジをする積極性、時に冷静に分析し納得性を生み出す論理性、時に苦しく厳しいことであっても適格に判断する決断力、それを推し進める推進力など、「守るためや成長する為に戦う要素」を主としています。人間は、性別に関わらず、皆、その両面をすでに持っていますが、母性性・父性性のバランスは、それぞれの生い立ちや育った環境などによって異なります。
あなたは、自分自身をどう認識していますか?
あなたは、自分の強みや弱みをどう認識し、受け入れているかについて、考えたことがありますか?
あなたは、他者が自分をどう認識し、自己認識とのギャップについて、自覚してみたことがありますか?
「ギャップを知ったところで、嫌な想いをするだけで意味がない」と想われるかもしれませんが、自己認識と他者認識のギャップを自覚し、受け入れることで、自己肯定感は高まり、経営者自身や、組織のマネジメントは安定していきます。
本来持っている自分の強みを再認識し、仮に、その強みを阻害するものがあるとすれば、それを探り、自分自身を縛っているものを見つけて、意味づけを変えていくことで、自己は開放され、挑戦や開拓を後押しする基盤を創ることができるのです。
ー著者・簑原麻穂からのメッセージ
私たちが今生きている世の中では、突然、世界の動きが変わってしまうようなウイルスの感染拡大や、目の前にあったものが一瞬でなくなってしまう自然災害など、自分たちで はコントロールできない出来事や変化が起こります。
混乱している時こそ、起こっている事実情報を多面的につかみ、自己責任で選択し、行動することが求められます。しかし、人間は、不安や恐怖の感情があふれると、今まで当たり前のように見えていたものが見えなくなり、冷静に判断し、行動することが難しくな ります。
予期せぬ出来事が起こってから、慌てて準備をしても間に合わないのです。それは、企業の中においても同様で、企業が存続する歴史の中には、必ず、経営困難に向き合う場面が起こります。
しかし、与えられた仕事を、決まった枠の中で決められたやり方でこなし
続けているだけでは、こういった危機には対応しきれません。平常時から、自分達や事業の存在価値や目的、めざす姿を明確にし、そこに近づくための判断軸や、大切にする価値観を仲間と共有し、目的をベースにつながりを創ることが大切です。
経営の危機が起こった時に、判断軸や価値観でつながった仲間や組織は、たとえ経営者が厳しい意思決定をしても、既存の枠を超え、ひとり一人が核となり、自ら判断し、血の通った生命体のようにフォーメーションを変えながら、危機を乗り越えていく行動を起こすことができます。
この先がどうなるかわからない厳しい現実と向き合いながら、次々と難しい判断を迫られている経営者やリーダー。会社や部署、自分の仕事がなくなるのではないか、そういった不安を感じている社員。このような苦しい状況下では経営者やリーダーは孤独を感じやすくなります。経営者としての責任と重圧から、自分が何とかしなければならないと自身を追い込んでしまうのでしょう。しかし、頑張れば頑張るほど社員との距離があいてしまう。経営者の孤独と社員の不安が入り混じって、経営の舵取りがうまくいかなくなってしまいます。
責任を一手に背負って自分を追い込む孤独な状態を選択するのではなく、社員と共に実現したい未来を描く。社員が不安や恐れに振り回されることなく、自分たちの手で改革を押し進めることができる環境としくみをつくる。再生や∨字回復は、経営者やリーダーはもちろん、今いる社員一人ひとりが改革を自分の目的にしたときに実現します。発売後、たくさんの読者の方々から感想をいただいています。この本を通じて一人でも多くの方々に、何か一歩が踏み出せるヒントが見つかりますように。
―本文より
◆『全員参画経営』の紹介◆
多種多様な業種20人~10万人規模の企業の業績の向上・回復をサポートしてきたプロセスデザイナー・簑原麻穂さんが提唱する新理論「トータルフォーメーションデザイン」マネジメント。この手法では、V字回復のための最初の一歩として、まず、経営者自身が、自分の不安の正体・本質を掴むことが重要です。そのためには、経営者自身が自己認識を行う必要があり、誰もが持ち合わせている「父性性」と「母性性」という新しい見立てを使い、バランスを整えていきます。その上で、社員の強みを引き出し、社員自らが動きだす、変化に強い組織づくりを目指していきます。
本書は、企業が変化していくために必要な2つのステージの解説と、実話を元にした勇気と感動の2つのストーリーが主な内容となっています。
■目次
1「マザーシップデザイン」ステージ:経営者のマネジメント基盤づくり
ステップ1 自己認識力と自己受容力の向上
ステップ2 思考行動パターンの変容
ステップ3 めざす方向性に近づくための改革シナリオ創り
2「フォーメーションデザイン」ステージ:経営マネジメントの実践
ステップ1 ありたい姿と現状の認識合わせ
ステップ2 フォーメーションづくり
ステップ3 実践と振り返りの定着化
第1話 生き残りをかけた工場再生
~社員自身の力で自分たちの市場価値を上げる~
突然の社長就任と厳しい現実を受け止める
改革のカギとなる想いの源泉を見つける
悩みの共有で自分の居場所をつくる
まずは工程の見える化が先
未知の挑戦は見本を五感で学ぶ
ガス抜き後のフラット対戦で事実が見える
基礎技術力を磨き市場価値を上げる
体を使って心の迷いを払拭する
新旧生産方式対決で決着をつける
判断基準と優先順位を明確にした繁忙期連携作戦
技術力を身につけたい!職人魂に火がついた
価値を高める最後の打ち手"改善"
改革を推し進めたその先に未来が見えた
世界一の工場を目指せ!
第2話 赤字事業のV字回復
~改革のテコを見つける!~
3代目社長の孤独と悩み
業界の成長と社員の疲弊感
会社の未来をつくるキーマン発掘
これまでと違う新支店長
え?会議全部やめちゃうの?
厳しい顧客の声から見えた2つの課題
悔しさから生まれた改革の原動力
女性参謀の登場
パンドラの箱に入っていたモノ
仕事の価値を高める“7つの改革プロジェクト”
やっと見つかった改革のテコ
黒字を実現させた3つのサイクル
簑原麻穂( Minohara Asaho )
泣く子も笑わせる関西出身。
JASに就職し、チーム連携と新商品開発による顧客価値アップを実現したのち、JALとの統合プロジェクトにも参画。リーダー育成や教育のしくみづくり、組織・システム統合、新サービスの開発など組織の機能とマインド両面の変革を要求される多数のプロジェクトに貢献。その後、事業の成長と人材と組織の関係をつきつめるべく、スコラ・コンサルトの門をたたく。積み重ねてきた幅広い経験から、中堅企業の尖ったサービスに専心する喜びと、大企業で大きなシステムを動かす醍醐味、どちらにも鼻が利く。加えて、経営者である父や引き継いだ兄との対話で磨いてきた感性が武器で、リアリストでありそこはかとなくストイック。次世代経営者の良きアドバイザー兼温かみある伴走者として、粘り強い支援が特徴。経営者やリーダーの悩みや葛藤を受けとめながら、真の強みをとことん引き出す。その上で、事業をもう一段階成長させるために必要な要素を独自のバランス理論で見立てて、人の持ち味・能力・経験の組み合わせで構築する。「組織の変革を成功させるためには、男女を問わず、人の強みを活かし合える環境が大切」。そこにある素材で最高の料理をつくる。
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