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第11回 給与計算実務能力検定1級 ふりかえり②
2024年11月24日(日)、給与計算実務能力検定1級を受験しました。思い出せる範囲で出題内容をまとめました。記憶違いがあるかもしれません。お気づきのことがありましたらお知らせください。
出題内容以外については、ふりかえり①にまとめました。こちらもよかったらどうぞ。
知識問題の出題内容
※記憶に自信がないところは「?」
※カッコ内はテキストの該当ページ
(1)マイナンバーと身元確認(P19)
(2)欠勤控除と減給の制裁(P26)
(3)時間単位の年次有給休暇(P30)
(4)フレックスタイム制の法定時間外労働(P36)
(5)みなし労働時間制(P36)?
(6)36協定 罰則が適用される場合(P47)
(7)最低賃金(P54)
(8)平均賃金(P57)?
→平均賃金を用いる給付は何個ありますか?みたいな感じで聞かれた気がします。
(9)70歳以上の社員の社会保障手続(P83)?
(10)労働保険の年度更新(P84)?
→○月までにやらなければいけない手続きはどれでしょう、もしくは、この手続きは何月でしょうみたいな感じで聞かれたと思います。
(11)労災保険のメリット制(P85)?
(12)社会保険料と雇用保険料の控除(退職日の翌日以降に支給された賞与)(P95)
(13)退職後の源泉徴収票いつまでに交付すべきか(P110)?
(14)年調後の対応(源泉徴収票の提出必要かどうか)(P154,156)?
(15)年調の対象になる人・ならない人(P114)?
計算問題の出題内容
(1)差引支給額(建設業)
(2)育休終了時改定
(3)随時改定(遡及あり)
(4)賞与(支給額が150万円以上、前月の課税対象額なしVer)
(5)退職金差引支給額
(6)合計所得金額(2023年12月~2024年の賃金台帳から計算、4月に基本給と手当ての改定あり)
(7)年末調整1(年収700万円台)
(8)年末調整2(年収1,200万円台)
ふりかえり
選択問題はスピードと理解度勝負ですね。
計算問題の(7)、(8)のどちらかの扶養家族に別居高齢者と特別障害者がいました。いつも同居老親、一般の障害者に慣れていたので、あれ?どうだったっけ?と焦りました。
資料集に控除額の合計表の早見表がついているので、焦る必要はないのですが、ロスタイムを減らすためにも暗記しておきたかったです。
(8)は給与収入が850万円以上(うらやましい)なので、所得金額調整控除の対象です。いままで何度も上限1,000万円と確認したのに、給与所得控除後の給与等の金額の数字で計算してしまいました😭
また、配偶者控除の対象外ですが、なぜか配偶者の所得金額を計算していました。焦りは禁物です。
半分程度しか思い出せない記憶力なので、記憶違いをしているところがあると思います。お気づきのことがありましたら、お知らせください。
終わりに
テキストを読み返していたら、冒頭にこのような記述がありました。
2級取得後、さらに深く掘り下げた応用編となる1級合格を目指す人、あるいはこれまで給与計算業務に携わってきた人が、年間を通じた給与に関するすべての業務に精通し、給与計算業務の責任者として力を発揮できるレベルまで向上できることを目的とした内容になっております。
さらに、級の区分1級にはこのように書かれていました。
労働法令や税務についても正しく理解し、複雑な制度やイレギュラーな給与体系にも対応可能であり、また年末調整を含め、年間を通じて給与計算に関するすべての業務に精通したレベル。社会保険や税務等付随する手続きを行うことができ、リーダーとして給与計算業務の管理ができる。
これはすごい。私はいままで3つの会社で人事として働いたけど、ここにいう「給与計算業務の責任者」や「リーダーとして給与計算業務の管理ができる」人に出会ったことがない。
みんな10~30年の経験があり、役付きの人だった。でも質問すると、自分の仕事しかわからない、前の人に教えてもらえなかったからわからない、あやふやな答えしか返ってこない…そんな人ばかりだった。
正確な知識と根拠をもって人事全体の業務を管理できる人がいない。たまたま私が経験した3社だけがそうなのかもしれないけど、これでいいのだろうか?
私はリーダーには向いてないけど、せめて正確な知識があり、全体の業務がわかっている人事になりたい。なんとかして1級に合格したい。自信をもって働きたい。
ここを読まずに1級を受けてしまった。2級は取れそうだから1級にしよう!と申し込みしてしまった。そんな浅はかな気持ちでプロフェッショナルになれるものか。まずは来年3月に2級を受けるべきかもしれない。