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老け、不眠、取れない疲れ…温活で!医師が教える「ゆる不調解消ケア」Part①〜冷えのタイプと対処法を知ろう〜
なんだか最近風邪をひきやすくなった…。毎日へとへとに疲れているのに眠れないし、朝起きたら顔がパンパン。顔色が冴えず鏡を見たら「えっ、誰?!」となるぐらい肌はどんよりくすみ、目の下にはクマがくっきり入って“おばさん化”した肌。
病院に行くほどではないけれど、地味に困るこんな「ゆる不調」。実はそれ、身体の冷えからくるものかもしれません。
そこでキーワードとなるのが、身体を温める「温活」!疲労やストレス、肌荒れなどのさまざまな不調にアプローチする方法として近年注目を集めています。
今回は温活ドクターとして活躍する医師・石原新菜先生に、冷えが引き起こす怖い影響や、忙しくてもカンタンに身体を温められる温活テクニックを教えていただきました!
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なんで冷えが肌や身体の不調につながるの?
「冷えは万病のもと」と言われるぐらい、冷えは健康の大敵。
肌や身体が冷えていると血流が悪くなり、体に必要な栄養や水分、酵素がうまく行き届かなくなります。
すると肌は乾燥してターンオーバーが滞り、外部刺激の影響を受けやすくなり敏感に。メラニンがシミやくすみとして肌に残りやすくなるため、血行を促すスキンケアで皮膚温を上げることが大切になってきます。
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また体温は1℃下がるだけで免疫力が約30%、代謝が約12%も落ちるというデータがあります。
免疫力とは、体内に侵入した病原菌などの異物を排除し健康を維持する防御システムのこと。免疫力が下がると身体はさまざまなウイルスや病原菌の影響を受けやすくなり、病気のリスクが高まってしまうことに…。
そのため、体温を上げることは免疫力を促進し、風邪や病気の予防につながります。
1℃体温が上がると、酵素が活動する肌と身体に
それでは、具体的には何度の体温をめざすべき?
石原先生によれば、理想の体温は平熱で36.5℃。最低でも36℃はほしいところです。
なぜ36.5℃が理想の体温なのかというと、そのカギは「酵素」。
人間の体内では、絶えず多くの化学反応が起こっています。食べ物を消化してエネルギーに変えたり、有害な物質を排出したり…。このような細胞の化学反応をスムーズにしているのが、細胞内にある「酵素」です。
酵素は37~40℃でよく働きます。体内の温度は通常、脇の下で計測した温度よりも約1℃高くなるため、最低でも36℃以上の平熱をキープすることで、体内の細胞の働きが活性化します。
あなたはどの冷えタイプ?チェックシートで診断!
ひとくちに冷えといっても、手足が冷える人やおなかが冷える人など、そのタイプはさまざま。
ここではあなたがどの冷えタイプか、チェックシートで診断。それぞれのタイプごとのアドバイスもあるから、ぜひチェックしてみて!チェックの数が一番多いのがあなたの冷えタイプです。
チェックシートA
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このシートにチェックが多かった人は「下半身冷え」タイプ。おなかや足は冷たいのに、顔はほてって赤くなってしまう…なんてことありませんか?
デスクワークで長時間座っている人や、更年期を迎える40代〜50代の女性に多く見られます。大きな要因を占めるのが、下半身の筋肉量不足。下半身にも血がめぐる身体になるよう、スクワットや軽い筋トレを取り入れるのがおすすめです。なんだか顔がくすんでいると感じるときは、美容液を使ったマッサージなどで顔の血行を促して。
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チェックシートB
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このシートにチェックが多かった人は「末端冷え」タイプ。その名のとおり手足の指先が冷たく、運動不足で華奢な若い女性に多いタイプです。生理不順などのトラブルから顔色が悪いことも…。
原因はこちらも筋肉量不足。まずはちょっとずつ、スキマ時間にできるような簡単な筋トレから始めてみたり、顔色を速攻でよくしたいなら、皮膚温が上がるスキンケアアイテムなどを上手に取り入れてみて。
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チェックシートC
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このシートにチェックが多かった人は「内臓冷え」タイプ。比較的年配の人、もしくは冷たいものを摂る機会が多い夏にだけ内臓冷えになる人もいます。
手足がほてっていることも多く一見冷えの自覚がないことも多いのですが、実は身体の内側から冷えてしまっている深刻な状態。内臓の機能が低下し胃の不調などを引き起こすことも。長期間冷えを放置していたことが原因なので、まずは腹巻きや入浴、スキンケアなどで即全身を温めて!
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次の記事では、ゆる不調を撃退する具体的な方法を伝授!どんなタイプにも共通&ズボラさんでも簡単にできる温活テクニックを石原先生に教えていただきます!