他人の母親をマッチングアプリに使うなよ……【無料で読めます】

北山：２ヵ月ぶりに編集会議をはじめます。錦糸町の回から二か月経ったね。早いものだ……。

高端：前回時点でのフォロワー数は４６６人。現在は６０５人だから１４０人増。着実に増えてはいるけれど、なかなか爆発はしない。ひと月７０人前後の増加数は綺麗に変わらない。

四ツ谷：この間、我々の起死回生の策である「ティッシュ配り作戦」を実行した。これがびっくりするくらい伸びなかったね。

北山：まあティッシュ配り自体の影響はなくても、検証記事自体は伸びたから結果オーライとしよう。いっぱいコメントももらったし。

高端：実際にティッシュを受け取った方がコメントをくれたのは、本当に驚いたね。

四ツ谷：結局ティッシュ配りでいくら使ったんだっけ。

北山：良い機会だからこのあたりで一回収支をまとめておこうか。見ないふりしてたから、本当は考えたくないけど……。

四ツ谷：まず毎回の編集会議代（シーシャ屋）が大きいね。「錦糸町ロジェ」も同じで場所代。

北山：「インタビュー」は俺がホームレスに街頭取材した時の謝礼金だ。

四ツ谷：臨時ライター牛窓に支払った原稿料（焼肉代）もある。

北山：『コドモノクニ』と『女優ナナ』はまだ記事にしていない企画の資料代。あとは旅費だね。廃村（奥多摩）記事の取材費が２２０００円ほど。豪遊した滋賀旅行が２２００００円。

高端：んで、肝心のティッシュ配りの費用が３００００円。これが意外に安かった。

北山：しめて、３５万円です！！

四ツ谷：我ながら結構使ったな。

高端：一方の収益は……。

北山：０円です！！　まあそもそも現段階で有料にしている記事がないのだけれど。一定期間有料にしていた記事も一切売れなかった。

四ツ谷：別に金儲けが目的じゃないにしても、ちょっとモチベーションが上がらないなぁ。

北山：試しにこの記事を有料にしてみよう。お金が集まれば、それを元手にどんどん面白い企画ができるし、我々の今後に投資してください！　って意味で。

四ツ谷：よし、やってみよう！　ここまでは無料で公開するにして、買ってくれた人には何を提供できるだろうか。それなりの見返りを用意しないと。

高端：俺が摘出した痔の写真とか？

北山：金貰っても見たくないよ。マイナンバーとか健康診断の結果とか？

四ツ谷：面白くない！　お前らのマッチングアプリの自己紹介文にしよう。

北山・高端：絶妙に恥ずかしいな。

※タイトルの意味は有料部分で明らかに。

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【「ルポ〇〇の世界」の編集部員たち】

北山：１９９４年生まれ。ライター。「文春オンライン」などに寄稿。最近は日向坂４６の丹生明里にはまっている。署名は（円）。

四ツ谷：１９９６年生まれ。学術書編集者。最近アフリカの音楽にはまっているので、コンガを購入するか悩んでいる。署名は（四）。

高端：１９９４年生まれ。医療系メーカー勤務。最近はカザフスタン人のオタクとアニメを語り合うのが日課。署名は（高）。