ニース近郊　1人トレラン合宿#2 Peille to Menton via Cime de Baudon (1265m) 青い空と海と白い山

Yigui

2025年2月23日 21:33

前日はサクッと近場の裏山にいったが、次は朝からいけるので地図やアプリで良さそうなところに当たりをつけてCime de Baudon(1265m)というピークにいくことにした。

1, NiceからPeilleへ

ニース市街地の北側にあるVaubanというバスターミナルから土日１日3便(平日１日2便)ほどのPeille行き603番バスの最初の便(8:05発)に乗る。大体途中の街で降りたが、1組登山客らしき人たちもいる。

50分弱でPeilleのバス停につく、終点。Peilleの街は狭い急斜面にみっしりと家が密集していて興味深い。

2、Peille からCime de Baudon (1265m)

少しPeilleの街の写真を撮って、9時ごろ出発。バス停から登って教会脇を舗装路で進んでいくと15-20分くらいでCime de Baudon行きの表示にある看板に出る。ちなみに２月頭格好は、上はTシャツ、ウインブレ、ダウンジャケット、薄手手袋に下はタイツ、短パン、トレランシューズ、Paagoworksの20Lザック。ここでダウンジャケットを脱ぐ。

この後はしばらく登り基調、樹林あり、トレイル明瞭。まだ日陰で少し寒い。途中でバスが同じだった1組を抜かす。

走れるところは軽くジョギングしながら9:40過ぎにひらけたところに出て、分岐看板ある。ここで山頂に向けて方向を変えて取り付いていく。

登り始めると日陰を中心に雪がうっすらっと残っていることに気づく。登っていくにつれて雪に残る範囲が増えていく。目の前には真っ青な地中海が見える、遠くに見える街はモナコだろうか。

10:10ごろ稜線に出た模様、看板あり。この頃には地面は雪で覆われており、きゅっきゅっと締まった雪を踏んでいく音が心地よい。

きゅっきゅと雪を踏み締め登っていき、10:20ごろ山頂着。丸い石のモニュメントがある。360度の展望で地中海から雪を被ったアルプス山系までよく見えていいー！

3、Cime de Baudon (1265m) からSte Agnes

さて下山。稜線をトラバースするように歩きやすい道を進んでいく。しばらくはゆるい下りなので気持ちよく走れる。

徐々に雪もなくなってきて、10:45ごろPas de la Piastre(942m)の表示に出た。2組ほど登りの登山客とのすれ違う。土曜に晴れた日ということもあるが、２月でもそこそこ人が入ってるなという印象。おにぎりとお漬物の代わりにバケットと昨日のうちにチーズ屋さんで買った若め(8ヶ月ほど)のコンテチーズをかじり休憩しつつ進む。進む方向に街が見えるようになってきたらすぐに着く。

4、Ste AgnesからCol de Garde

Ste AgnesもEzeやPeilleのような急な斜面に密集する鷹の巣村のようだが、規模はやや小さいように思える。村の入り口には桜のようなものが咲いていて晴れた天気とあわせて一足早い春っぽさを感じる。

ここからはバスも出ているようなので、距離を短くいきたかったりする場合Peilleからここまで歩いてバスで帰るのもありかも。

11:20過ぎに街を出て舗装路から入ってトレイルに行くがあまり手入れされていない道でしばらくして合流したところから正規のトレイルらしきところに出てきた。糸杉が印象的。ここまでくると舗装路含めメントン方面には色々行けそうだが、Cap Martinというメントン西側の岬も行きたかったのでCol de Garde方面にまず向かってみる。

Col de Gardeにもバスがあって先ほどのSt Agnesからのバスが経由するようである。11:50過ぎにこちらを経由。既に海が見えて気持ちいい。

5, Col de gardeからCap Martin

海を遠めに見ながら歩きやすいトレイルを下っていきところどころ車道を交差したり住宅の中を抜けたりしていく。レモンの木が植えられていてこれから向かうレモンの街メントンらしさを感じる。

岬の方に行くために最初調べていたルートから外れたGoogle Mapなどを参考にしながら進む。Serra de la Madoneの少し北側から小川を渡って住宅地の中の細いオフロードトレイルを進む。途中でミモザの咲き誇る谷間があって美しかった。ミモザといいレモンといい強烈なビタミンカラーは青く晴れたコートダジュールにとても映える。