起伏を求めてスコットランドへ:GlencoeエリアのSgorr na Ciche/The Pap of Glencoe(742m)
ベンネビスを登った翌日、グラスゴーから夜の飛行機でロンドンに戻ることにしていたので、天気も申し分なさそうだったこともあり、このまま帰るのはもったいないということで目をつけていたGlencoeというところで軽くハイキングをすることにした。昨日と打って変わって天気は朝から最高。本当はもう少し早いバスに乗るつもりだったが、朝ごはんをせっかくだからFort Williamの街で食べたいなとか思ってだらだらしてたら少しゆったりめとなってしまった。
1、登山口へ
10:10にフォートウィリアムのバス停を出て、10:42にGlencoe Crossroadsというバス停で降りる、バスはこのままグラスゴーに向かうCitylinkである。また数時間後には同じバスに乗って僕もグラスゴーに向かうこととなる。
バス停を降りたのは僕だけだったが、湖側にはベンチなどもあり開放感があって気持ちよい。そこから山のほうにいくまでには道路沿いに十数件の家が並んでいて、2件ほど食事を提供しているところや1件の売店のようなところもあった。夏のさわやかな陽気に誘われ何組かハイキング姿の人たちも山に向かっている。思わず「わぁ」と声がでる美しい水が流れる小さな橋をこえて道路に並行した森の中のトレイルに入っていく。
11時過ぎにゲートを開けて山頂に向かうが、おそらく本ルートではないのか(地図上は2ルートくらいあった)、なかなか草が生い茂っている。
藪漕ぎまでとはいかないものの短い夏の太陽に届け届けと伸びる植物たちのエネルギーを感じる。そして結構急でところどころやっぱりドロドロ。
しかし、振り返ると湖を含め周囲の山の絶景が見えるのでそんなことはどうってことはない、時間が十分あるわけではないし初めてのコースなのでとりあえず前半進めるだけ進んでおこうとハイペースめに進むが、疲れたら少し絶景を見ながら休む。
1時間ほど登ったところで少し岩が出てきて雰囲気が変わる。犬連れの下山者ともすれ違う。
そこから30分ほどで山頂、12時半。山頂からは登ってくるときはみえなかった方角まですべて360度みえる絶景。Google MapではThe Pap of Glencoeとも登録されている。
2、下山
しばし絶景を楽しみ、下山開始。
同じ道でもいけるが、せっかくなので別の道から下ったが、こちらが表登山道のような感じだったと思われ、道も頂上直下はやや急ながらも通してよく整備され、歩いている人の数も多い。
途中でその他900m峰の連なる稜線への縦走路への分岐もあり、間違いなく素敵なトレイルなので時間があればぜひ行ってみたいが、今回は帰りの飛行機から逆算して予約しているバスの時間というリミットがあるので後ろ髪を引かれながらも下山を進める。終始気持ちのいい絶景の中ご機嫌で歩ける整備されたトレイル。
1時間ほどで再び森歩きの部分に戻って、そこから15分ほど歩いて14時過ぎにはGlen Coeの集落に戻ってきた。
お昼を食べる時間があるか怪しかったのでとりあえず開いていた商店で念のため飲み物・バナナ・チップスを購入したが、バス停の近くにあるレストランパブで駆け込みでご飯を食べることができた。かなりぎりぎりで最後フライドポテトは紙ナプキンにつつんで持ち帰りバス停でバスを待っている間に食べるはめになったが……。
3、ダメ押し絶景
Glencoeからグラスゴー空港までのバスもとにかく絶景の連続でなかなかゆっくりさせてくれない、うれしい悲鳴である。ついつい写真を撮ろうとしたり、あの見えてる山はどこだと地図とにらめっこしたり、あそこは歩けるのか調べてピンを自分の地図やリストに立てて置いたり。
そんなこんなで無事グラスゴー空港に着いたが、満足度の高い登山と帰りのバスだった。合計7KMちょっと、獲得標高828M、時間は急ぎ足だったので2時間ちょっとだったが、情報収集時時の感じだとglencoeの集落から3時間-4時間くらいみておけばハイキングペースで歩いても往復できそうな感じだったので、比較的気軽に登れる山だと思う。
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