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マルセイユから公共機関でカランクへ#2 Luminy~Calanque de Sugiton〜Calanque de Morgio


マルセイユでのレースを走り終えて、夜の飛行機まで時間はあるし天気もいいので、再びカランクを歩きに行くことにした。

レース前は西の端っこに行ったので今回は核心部のひとつともいえるCalanque de Sugitonを目指すことに。こちらもマルセイユ市内からバスでのアクセスは容易、そしてCassisから行くのと同様、おそらくイメージするカランクらしい景色が広がる。今回は時間の制約でいけなかったがCassisからいくカランクも行ってみたいが、そちらは日本語でもいくつか記事がありそうだった。


出典:https://en.plages.tv/beach/calanques-marseille-cassis

1、市内からLuminyへ

行きは24番、帰りはB1のバスに乗った。まぁ、このあたりはGoogle Mapでもでるので、とりあえずLuminyの終点のほうにバスでいけばよい。市内(旧港のほう)から地下鉄やバスでおよそ1時間ほど。13時20分ごろ、バスを降りると舗装路が上り坂になっているので、その上り坂を登っていく。

バスをおりて少し歩いていくとゲートがある

2,入り江へ


少し歩くと車止めがあり、そこから先は徒歩や自転車でしかいけなくなる。幅広くよく整備された雰囲気の歩きやすい道がしばらく続き、たくさんのハイキングや散歩している人がいる。バス停から車止めのゲートまでは5分も歩けばつく。そこからさらに少し行ったところで、Sugitonまで2.4km, 55minの表示があるので、およそ徒歩で1時間ちょっとだろうか。

ジョギングしつつ進むと15分でさらにCol de Sugition(215m)の標識がでる。地図ではこの先下にいけそうだったが、通行止めになっていたので左側に人がたくさん歩いているところに進む。道は広く歩きやすく整備されている。そのまま歩きやすい道でいくこともできたが、せっかくなので途中の分岐に降りてみる。

人がたくさん行くほうがおそらく通常ルートで、こちらのほうは少し険しい部分が途中にあるからか人は少なかった。だが、正規ルートのようで地図にも出ているし、ちゃんと歩くこともできる。1か所ほど崖のようになっているところを降りる箇所があったが、通常の登山道の範囲である。目の前に広がる海や入り江(これこそがカランク)も見ることができる、複雑な地形と海のブルーの蒼さに目を奪われる。

少し遠めにみる入り江、湖のようだ


14時10分ごろ、人がかなりいる入り江にでる。11月というのに海に入っている人の姿もある、そういえばレース中に出会った地元のランナーも全然この季節なら海に入れるといっていた、さすが地中海である。

11月だが泳いでいる人もいた

入り江を眼下に、Sormiouという入り江の集落を目指して再びトレイルを歩いている。基本的によく整備されているが、ここも一か所崖のようなところを降りる箇所があり、目の前の家族連れが時間をかけていたこともあって、少し渋滞が発生していた。いつがピークかわからないが、夏の前後など人がもっと多い時は他にトラバースする道もないので、多少の渋滞もあるのかもしれない。14時40分ごろにSormiouの集落にたどり着く。


おいしそうな炭焼きのにおいがするので魚か何かを焼いているのだろう。ここから一山超えて再び分岐にも戻って15時10分ほどに元のバス停に戻ってきた。緩く走れる箇所はジョグでつなぎつつ、およそ3時間弱。

最後、来たところに戻るために軽く一山超える

途中、水分補給などはできる箇所がないので、特に日差しの強い時期などはしっかり水分や塩分を含む補給食を持参する必要はあると思うが、コースをいかようにもとりやすく、海を求めていくのも山を求めていくのもできる場所が公共交通機関で簡単に1時間弱で市街地からアクセスできるのは素晴らしいと思う。

3,市内に戻って


行きと同じようにマルセイユ市内までバスで戻る。夜の飛行機でロンドンに戻るので、適当に旧港あたりでさくっとご飯を食べたいと探すが、少し時間が早かったことやオフシーズンに入り閉まっている店もあることももあって、うまく見つからず、結局旧港に面したいかにも観光客ホイホイみたいな店に入ってシーフードの盛り合わせを食べた。どうしてもこう観光地ド真ん前の店というのは割高だったり(一見さん相手で成り立つので)クオリティが低くなるのではないかと敬遠してしますが、この日はちょうどきれいな夕日を食べながら見ることもできたので、まぁこれもこれでこういう場所だからこそだなぁ、と思った。

マルセイユ旧港に沈む夕日

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