戦略とは何?
戦略とは、もともと戦争から生まれてきた考え方。
戦略の「戦」は戦うこと、「略」は謀り考えること。
つまり、戦争に勝つためにあれこれ考えることが始まりである。
戦略の定義に関しては、多くの戦略家や研究者が長い歴史の中で、様々な言葉で表現してきた。
例えば、クラウゼヴィッツの名著『戦争論』には、戦略を理解するための人類の英知が詰まっている。
しかし、戦争論の文章は、ガチガチの鋼鉄のように硬いので、これをかみ砕いて論破するのには、独特のエネルギーが必要である。
戦略とは、目的を達成するために資源(リソース)を配分する選択のこと。
「うん?」という反応をされるが、まずは言葉の意味を確信していく。
目的とは、達成したいこと。
資源とは、自分達が使えるお金や人員などをイメージ。
配分するとは、文字通り分けること。
選択とは、文字通り選ぶこと。
もうちょっと、ぶっちゃけた文章で同じことを書いてみる。
「戦略とは、何か達成したい目的を叶えるため、自分の持っている様々な資源を何に集中するのかを選ぶこと」
戦略とは、もっと短くいうと、資源配分の選択なのである。