料理用オイルにも問題がある?

オリーブオイルとココナッツオイルは優秀な料理油だが、どちらも大きな問題を抱えている。

それは、どちらのオイルも消費者が優秀な商品を選ぶのが難しいというポント。

実はオリーブオイルは日本と海外での品質基準が異なり、世界では質が低いと判断されそうな商品でも、日本ではエクストラバージンと名乗れてしまう。

JASの基準では、酸価が2.0mg以下は、エクストラバージンオリーブオイルに分類してもいい。

オリーブオイルはポリフェノールが含有量が大事だが、これは生産地や製法によって大きく異なる。

オイルのポリフェノール量を明記しているメーカーは少なく、いくら成分表を見ても消費者には判断しようがない。

その点でココナッツオイルはさらに深刻で、そもそも日本には明確な品質基準が存在せず、いかに商品にエクストラバージンの名がついていようが、それが本当に一番搾りを低温で圧搾したものなのかを、パッケージで判断するのはほぼ不可能である。


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