アスリートが実践する疲労回復
オリンピック選手も採用している疲労回復に、有効な入浴方法があります。
コツは素早いクールダウンです。
スポーツで負傷した時、まずその箇所を冷やす措置=アイシングを行います。
身体を冷やすケアは痛みなどのストレス刺激を和らげ、疲労物質の蓄積を妨げる効果があると言われています。
その理論を応用し、温水と冷水を交互に入浴する「交代浴」がアスリートの疲労回復法として注目されています。
温水に入って血流を上げた後、冷水で一度血流を下げます。
そこからさらに温水に入ると、ただ温水に入るだけの場合より一層血管が刺激を受け、血流が豊富になるのです。
その効果は大きく世界中のアスリートが交代浴を取り入れています。
こんな効果が大きく、また手軽な方法をビジネスパーソンも取り入れない手はありません。
ただ急激な温度変化は体に対する負荷が強いので、簡単な方法としては浴室に水を張った桶を置き、足だけ交代浴を実践すること。
それだけでも、疲労回復効果を実感できます。
また入浴と幸福度の相関性を調べた研究があります。
それによると、一年を通じてきちんと入浴をする人は、しない人に比べて実に1.35倍も幸福を感じています。
ハッピーであるということは、ストレスが少ないということ。
ストレスが少ない人は、病気になりづらい。
疲労に悩むビジネスパーソンは、是非毎日の入浴を習慣づけるとともに、週に何回かはサウナが岩盤浴、交代浴といった入浴法を取り入れてみるといいだろう。