肌、見た目、ストレス耐性!
ストレス社会と呼ばれる現代において、今以上の負荷をメンタルにかけたくないと感じるのは自然なこと。
仕事で疲れた後は、ただただ心身を休めたいと思う人が大半だろう。
そこで、まず押さえておきたいのが、メンタルの負荷には、老けるストレスと若返るストレスがある。
老けるストレス
人間関係の不満や人生の不安などが頭の中で繰り返される慢性的なメンタルの負荷
若返るストレス
何らかの目標に向かって努力している時に味わう精神的な緊張感
今回は老けるストレスについて説明したい。
老けるストレスは、常に自分の心につきまとう不安や怒りなどの感情を意味する。
嫌いな上司と顔を合わせなければならなかったり、仕事場が不安定で将来が見えなかったり、何も楽しいことがなく日々を過ごしていたりと、しつこく心をさいなんでくるタイプの精神的な苦痛である。
慢性的なストレスは私達の心を痛めつけ、自分の若さを少しづつ削っていく。
日常的なストレスのレベルが高い人は、見た目も老けている傾向があり、中でも悪影響が大きかったのは、金銭的なストレス。
ローンの支払や安月給に悩む人ほど、実年齢よりも老けた印象を与えやすい。
ストレスが老化をもたらすメカニズムは複雑だが、もっとも大きいのはホルモンバランスの変化である。
メンタルの悪化は、コルチゾールというホルモンの量を増やし、これが引き金となって脳から神経ペプチドの一種であるサブスタンスPを吐き出す。
この物質は体内に炎症を起こす働きがあり、とろ火で煮込むかのように肌や臓器をじわじわと攻撃する。
やがて全身の機能が低下を始め、高血糖、肥満、アレルギーなどのリスク増加につながる。
若々しい見た目を維持するためにも、悪性のストレスには気を配らねばならない。