授業や分厚い参考書に集中できない理由とおすすめ勉強法5選
一方的に長々と説明される授業や分厚い参考書を使った勉強にやる気を出せない人は多いですよね。
実は私もそうでした(笑)
今回はこの状況が起こる理由と有効な勉強法5つを紹介します!
<収束的思考・論理的思考を重視する日本教育>
日本の教育は答えが決まっているものを精密に間違えないように答えを出す訓練を幼い頃から行なっています。
人間には収束的思考と発散的思考が得意なタイプの2種類がいて、日本は大多数の収束思考の人向けに教育体制を作っています。
そして実は、授業や分厚い参考書に集中できない人のほとんどはこの中の発散思考に分類される方が多いのです!
<発散的思考が学校教育に合いにくい理由>
発散的思考は想像力が豊かで創造性に優れていますが、言語理解や知覚推理の高さに対して、作業のために情報を一時的に記憶・処理するワーキングメモリーと単純作業を素早く正確に行う処理速度が低い傾向にあります。
このため、一方的に話を聞くことを前提をしている学校教育では頭で処理する前に次の情報が入ってきてしまい理解が追いつかなくなります。
これらが積み重なることにより、授業に遅れてやる気がなくなってしまうことが多いのです。
よって少量を情報を発散させながら反復するという日本式の学習と真逆の取り組みをする必要があります。
【補足】 IQの群指数とは?
ウェクスラー式知能検査を初めとした人の知能を多角的に数値化したもので、WISCとWAISなど年齢によっても受けれるものが異なります。
<やる気を倍増させる勉強法5選>
①計画を立てすぎず、勉強する場所、時間は気分で決める
②好きな教科を選ぶ
③ワクワクする大学・学部選びをする
④音読や書きまとめるなどのアウトプット中心の勉強をする
ノートに自分なりの言葉で書き込むと思考に必要な脳のメモリの代わりを果たすので、ワーキングメモリの低さを補ってくれます。
さらに頭の情報が整理され、知識が定着しやすくなります。
こうして、言語理解の高さにワーキングメモリが追いつき、学習効率が格段に上がります。
⑤薄めの参考書を使い、何周も反復する
これらに共通するのは、細かな計画を決めずに自由な裁量を持たせることです。
発散思考は日本人の多数派の農耕民族と異なる狩猟民族・遊牧民族(探索型)の遺伝子を多く持っていて、前頭葉の神経発達が通常とは異なり、ドーパミンが出にくくなっています。
ドーパミンはやる気に直結しますが、つまらないと感じる状況下では出にくくなります。
そのため、やる気を引き出すには大きな裁量・自由度を持つ必要があります。
結論、自らのワクワクに従い、能動的に外側に発散させる状況を作り出せば良いのです。