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我が人生、失言しない日は1日もなし

失言図鑑を読んだ。
いやマジで、読めてよかった。

我が人生、失言しまくりである。
ライターの人も、営業の人も、とにかく誰もが読んだほうがいい。

(頭の中で「我が生涯に一片の悔い無し」のラオウが囁いたので、タイトルはこうなった。ただわたしは人生の最後じゃないから人生で。)

たしかに

共感するとき、わたしはつい「たしかにたしかに」と言ってしまう。
「めっちゃ分かる〜〜」のつもりで使っていたのだけど、実はこれ、テキトー感が出るらしい。

言うなら「たしかに、そうなんですね」がベスト。特に目上の人ならば。
さすがに目上の人には使ってなかったと思いたいが、使いまくっていたので反省。

間違った使い方でもないのだけど、相手にモヤっとしたものを与えるらしい。できることなら余計な波風を与えたくない。

なるほど

え?これって失言なの?
めっちゃ理解を示しているんだけど!!

ちなみにこれ、ジャッジしている感が出るらしい。←と読んで、「なるほど」と思った。早速ジャッジしてしまったw

「へー!そうなんですね」に置き換えたい。「なるほど」は相槌の一種だとは思うけど、相槌にもバリエーションを持たせたい。

普通は⚪︎⚪︎

自分の考えが正義、が伝わってくるのでわたしも苦手なワード。
絶対的な普通は存在しないし、普通という言葉を使いながら自分の意見を押し付けられている気がする。

普通はこうでしょ、常識でしょ、と言われたらモヤモヤするし、自分も気をつけたい。

参考になりました

いやマジ、これは使ってる。「参考になりました」「勉強になりました」って。定型文すぎて誰に対しても言ってる印象はあるし、何に対しても言える。

言うなら「△△が参考になりました」「⚪︎⚪︎の部分、XXのときに実行してみます!」が良いらしい。確実にこの方が「言った甲斐があったなぁ」は伝わるしね。

すばらしい

え?これってダメなの?めっちゃすごい!!ってことを伝えてるだけなんだけど!って思ったら「評価のニュアンスが含まれる」らしい。日本語マジ難しいな。

やるなら、自分にどこが響いたのか、惹かれたポイントや好きなところを伝えると良いのだとか。たしかにそっちのほうが嬉しいな。

わかります

これはモヤっとする。ライティングに悩んでいるときに「わかる〜〜」とライター仲間に言われるのと、そうでない人に言われるのでは違うしw
共通点を見出そうとしてくれているのは分かるのだけど、やはり出てくるのは「お前にわたしの何がわかるわけ?」になる。

「大変ですね」とか「どれだけ大変か自分には理解の範疇を越えちゃうんだけど、無理しないでね」とか言われると嬉しい。

おすすめ!

これはつい自分もやりがちだけど、できるだけ「質問されたら勧める」ようにしている。

「今度XXに行くんだよね」と言ったら「それなら絶対Aに行って!おすすめ!」と返されると、「なんか行かなきゃいけない」という圧迫感がある(こともある)。

向こうは気軽におすすめしたのかもしれないけど、次会ったときに感想言わないと・・・というプレッシャーにもなるので、できるだけ聞かれるまで言わない。

意外と普段使いの言葉も失言だったりする

ってな感じで、結構失言しまくりの人生だったと発覚したw

この本には100個の言いがちうっかりフレーズが載っているので「あぁ〜〜やっちまった〜〜」となりながら学べてかなり良かった。

このままうっかり、失言人生を歩むところだったわ・・・

失言を超えていこう、もっと聞こう、もっと話そう

だからといって怖くなったから対話をやめるなんてことはできない。
人を100%理解することはできないけど、理解しようとすることはできる。

失敗を糧にして、人と対話していきたい。

この本、「おわりに」がすごく好き。
「失言しないためには黙っておくのがベスト」ではなく、失言を超えていくのが大事だと思わせてくれた。

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