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【1分で読めるミニ記事】機械が文字を読み取るOCRとは
科学の発展は早いもので、これまで人間の手が必要だった多くの仕事が機械に置き換わっています。
そこには賛否両論あるかもしれませんが、技術の進歩を上手に使うという観点で見ればなるべく機械の力を借りた方が良いでしょう(細かい議論があることはわかっていますが)。
そして最近ではカメラの技術は人間の目をはるかに凌駕しており、人間が判断していたこともソフトウェアの力で解決することができるようになりました。
具体的な例を挙げると文字の機械認識です。
製造業ではパッケージなどに記載された文字が正しいかどうかを調べるために昔は人の手によって確認されてきましたが、最近ではカメラによる撮影と光学文字認識と呼ばれる技術を用いて機械によって文字認識ができるようになりました。
今回はそんな光学文字認識(OCR)について紹介したいと思います。
光学文字認識(OCR)とは
光学文字認識(Optical Character Recognition)略してOCRと呼ばれる技術は、その名の通り光学(カメラを使って)で文字を撮影し、その形からどのような文字が書かれているのかを認識する技術です。
文字にカメラをかざせばなんと書かれているのかテキスト情報として読み取ることができます。
これまでは人間の目で見て判断するしかなかったことが、カメラとOCRのソフトウェアだけでできてしまうという技術です。
活用方法としては製造業における製品に記載された文字を認識して間違っていないか確認したり、スキャンされた書籍の内容をテキストデータに変換したりなど、基本的に形を文字(テキスト)に変えることが挙げられます
さらに、最近では翻訳技術の向上も相まってカメラでかざした表示内容をOCRでテキストに変換し、そのまま言語翻訳までしてくれるソフトなんかも出ていますよね。
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このようにOCRというのは最先端のすごい技術というより、すでに私たちの生活に浸透しつつある技術と言えます。
ただ意外と知られていなかったりして、そんなことできるんだ!と驚く方もいるかもしれません。
この記事を読んでくれて、OCRについてちょっとでも興味を持ってもらえたら、是非調べてもらうともっと詳しい説明がたくさん出てきます。是非、チェックしてみてください。
ちなみに、Pythonなどのプログラミングできると非常に簡単にOCR技術を使うことができ、簡単な文字が記載された画像データをテキストデータに変換することも可能です。
なお、歪んだ文字や装飾が多い文字などの認識が難しく、そのようなレベルのOCRは主に画像処理を専門にした企業などで取り組まれています。
最後に
今回は光学文字認識OCRについて紹介しました。最近では製造業でも順次OCRの読み取り機械が導入されたりとOCR技術の実用化が進んでいます。
今後も私たちの身近なところで活躍するであろうOCRの発展には目が離せないですね。