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創作で思うこと 、独り言

 書きたい題材は山ほどある。ただ、どうにも背中を押す何かが足りない。それはどうしてだろうと思ったら、結局は公募で成果が出るか出ないか、を判断基準にしているからだと分かりました。

 これ、賞に通るかな。
 落ちたらどうしよう。せっかく時間をかけて書いたのに何の成果も出なかったら辛い。

 それで『じゃあ創作を辞める』とならない方は、きっと小説家になる確率が非常に高いのだろうと、個人的に思っています。なぜか、諦めないで向上を続けるから。

 じゃあ辞めるを選択した人は、小説家にならないのかと言ったら、それもそんなことはなく、好きであれば数年、数十年かかったとしても復帰されて、諦めずに書かれて小説家になれる可能性があると思うのです。

 とは思うものの、いざ自分が賞に出して落ちると言うのは、自分には可能性がないんじゃないの、他の方と比べて劣っているわよと言われるような気もしてしまう。

 そんな可能性を出来るだけ少なくしたいから、凝った題材を、と思ってしまうんでしょうね。うぅん。

 だけど少し待って。
 そもそも創作って自分が好きだから、やるんじゃない? 確かに評価されたい気持ちもあるし認められたい気持ちもあるけれど、それだけじゃないよね。

 と、頭の中で声はするものの、心は正直でやはり臆病になってしまう。

 なので、今回も小さな目標を掲げて書いてみようと思いました。

 一回目は長編小説を書き上げること。
 二回目は長編小説を書き上げること+文章力を上げていくこと。
 三回目は十万文字の小説を書き上げること。

 では四回目は?

 ①キャラ設定を更に深めていくこと
 ②三回目と同様のプロットの立て方をする
 ③前回と同様、十万文字の長編小説を書く

 この三つに絞ろうと思います。
 面白いか面白くないか判断は、しません。
 人によって違うからです。
 この判断は正直、自分でジャッチするのは危険だと思っています。書いていて『楽しい』か『楽しくないか』判断は良いと思うのですが。あまりにも漠然とし過ぎるジャッチ方法なので、全くお勧め出来ません。
  
 その代わりありったけの自分の『好き』を詰め込む。私は『予測を裏切る展開』や『人間同士の優しさ』であったり『笑い』も好きです。凝った題材が好きなわけじゃない、本当は。じゃあ凝った題材にしなくて良いじゃないね。自分の好きな題材にしなさいな。

 自分の好きが詰め込まれているか?
 登場人物に好感は持てるか?
 内容は二週間経っても、記憶に残りそうであるか?(一番重視しています)
 最初から最後まで読者さんの興味を引っ張れる構成になっているか?

 などを、総合的に見て『書ける』と思ったのなら書く。そうでないなら、アイディアとして残しておく。

 そこに至るまでが大変なんじゃないか、第一調べ物もしなくちゃいけないし……と思うのなら(自分の心の叫びです)最初に一回目のプロットや登場人物を組み立てて、そこで『好き』と感じたのなら、そこから下調べを始めたらよろしい。

 そもそも、プロットは研ぎ澄ませば研ぎ澄ますほど面白くなっていくものだと思うので、向上することはあれど、退化することはありません。

 とにかく紙に書いてみるとよろしい。
 気分が高揚する、書きたい内容であるなら下調べを進めるとよろしい。

 と、ぐだぐだ言ったものの。
 自分の中での『面白くない』は確実に存在しているので、それは『避ける』選択をした方が良いですね。

 ここまで思考が纏まっているのに、いざ取り組もうとすると臆病さが芽を出して、子鹿のように震えながら創作をしているものですから『もっと自信もてぇや!』と叱咤したくもなります……が、多分これは性格なのだろうな。

 引き続き、読書や映画を鑑賞しつつ、無理せずに『人と比べずに』創作を続けられたら良いなと思います。

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