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Life|土曜の 推しごと 報告

4年に一度の閏年2/29は、「推しごと」を兼ねて渋谷から中目黒を歩いてきた。

ちなみに、推しごととは、アイドルオタクの間で推しのメンバーを応援することを言うそうです。僕の場合は、推しの飲食店や飲食関連のイベントを応援する意味で使っています。

GO KASAMASHIKO via TOKYO 2020 理想のクラフト郷へ -笠間と益子の魅力-

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渋谷のヒカリエでやっていた益子焼と笠間焼の陶芸作品の展示即売会です。2019年のGWに益子焼の陶器市に行って、お皿を選ぶ楽しみを見つけてしまい、今年もGWに、と思っていたので、その前哨戦に。

1月にインタビューさせてもらった、keicondoさんの器もあるというので、こちらも実際のものを見たかったというのもあります。

いくつかほしかった用途の器を買いました。keicondoさんのは、GWに益子のアトリエまで行って購入したいと思い、この日は見るだけです。

「パーラー大箸」に固めのプリンを食べにいく

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お昼は、東急スクエア内の「パーラー大箸」へ。sioの鳥羽周作さんが監修する純洋食の店。オープンしてから行きたいと思っていたのですが、どうも混んでいるなかを行くのをためらっており、未訪のままでしたが、今回の騒動で多少すいてるのでチャンスかも、と思いランチへ。

煮込みハンバーグと名物のプリンをいただいて帰りました。

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その後は、散歩がてら、代官山の蔦屋書店へ。全般的に人が少ない印象だった渋谷の街とは違って、このエリアは人の流れがいつもとは少ないですが、ありました。

メインの「推しごと」、カシーナ・カナミッラへ

そして、代官山から中目黒方面へ降りていき、「リストランテ カシーナ・カナミッラ」へ、予約しておいたアニョロッティのテイクアウトを受け取りに。お店がリニューアルオープンしたときに、ご挨拶に寄った以来にシェフの岡野健介さんにもお会いできました。

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イタリア語で「リストランテ」は、フランス語の「レストラン」に相当する高級飲食店です。ちなみに、「トラットリア」や「オステリア」はもう少し安い業態で、フランス語の「ビストロ」に相当。「バール」はいわゆるバー業態を指します。

高級価格帯のリストランテが、この自粛ムードのなかいち早く通信販売を始めると、岡野さんのFacebookの投稿で知り、さっそく推しごとへ。

今回のアニョロッティの販売は、アニョロッティの冷凍8コ、バターソース、パルメザンがセットになって1300円。作り方の説明書と動画もついて、お買い得なのはいいのですが、たとえば、作り方をあやまったり、受け渡し後の保存状態が悪く、味や色が劣化して、お店側が本来提供したいものではないものが、できてしまう可能性があります。

それが「カシーナ・カナミッラのアニョロッティは、期待外れだった」というように、悪い噂として広まらないとはいえません。

そういったリスクがあるうえで、それでもあえて素早く動いた岡野さんを、僕はめちゃくちゃ推したい。

高級価格帯のレストランで、収入の分散化は難しいことかもしれませんが、今回の岡野さんの取り組みがきっかけになって、飲食店にリスク分散の意識が生まれれば。アニョロッティがバカ売れすれば、もしかしたらほかのレストランも「うちもやってみるか~」って反応が起こるかもしません。

そんな思いもあって、消費者代表というのもおこがましいですが、僕にある多少の影響力をどう使うか考えて、今回の推しごとに向かったわけです。

実際、前日の金曜日に告知を初めて、1日で20件ほどの予約。それからも注文が入り、一時、予約を取りやめるまでになったそうです。現在は、予約を再開し、3/5(木)の発送をめどに製造を進めているそうです。

僕のSNSの投稿を見て問い合わせた方もいらっしゃったそうで、少しは役に立てたのかもしれません。

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アニョロッティは、翌日のお昼に作って食べました。

説明書と動画で、かなり再現度が高く作れて感激。僕が作っても、むちゃくちゃおいしくなったので、レストランだったらどうなるんだろう。

ちなみに、作ってみて難しいな思ったのは、ソースの粘性とパスタのゆで時間。フライパンでひと煮立ちや、沸騰したお湯で2分という目安は、作り方や動画にありますが、このあたりの微妙なところは、そのへんではつかめない。このあたりの絶妙なバランスで、リストランテのおいしさがかなりかわってくるんだろうなと。

プロの技がどこに潜んでいるのか、すこしだけ垣間見ることができたような気がします。

STARBUCKS RESERVE®」けっこう混んでた

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その後は、これまたこんな時期ならすいているだろうということで、「STARBUCKS RESERVE®」に初訪問。回数券を発見して、10分ほどで中へ。コーヒーも5分ほどカウンターで並び、15分ほど席でまったころに到着。ゆっくり店内を散策することができました。

コーヒーを飲むだけでなく、グッズをかったり、ロースターのセミナーのようなものがあったり、各階でメニューが違ったりと、テーマパークとしてよくできていて、人気の秘密がよくわかりました。

厳密には推しごとではないですが、まぁ、そういうこともあります。

「推しごと」して考える僕にとっての消費

推している理由は、いろいろあるのですが、義務になって、あの人を推してないとか、そういうことは考えず、楽しんでいくことが大事なのかと。

じっさい、翌日の日曜は、イベント「Easy going」の準備とかあって推しごとができなかったり、そんな日もあります。それでもいいのかなと。

ふだんの休日の行動を「推しごと」と考えることはなかったのですが、今回やってみて、この購買にどんな意味があるのか、という消費を考えるきっかけになったのは、良かったなと思っています。

まだまだ厳しい日常が続きますが、楽しく意味のある消費をしてきたいものです。

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江六前一郎|Ichiro Erokumae|Food HEROes代表
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