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待つだけではもったいない、ときには攻めの姿勢で

11月26日、いい風呂の日が終わった。いい風呂の日は入浴剤の効用のPR目的に制定されたそう。
ふーん、いい風呂の日か と流してしまえばおしまい。せっかくなので、攻めの姿勢で いい風呂の日を満喫しようとふと思った。

私にとっての「いい風呂」とは、温泉や銭湯ではなく自宅のお風呂。やっぱり家のお風呂がいちばんリラックスできて心落ち着く。
カラスの行水のように短時間しか滞在しないお風呂だけど、いつもより少しグレードアップした時間にするぞ。

まず、11時には寝たいので10時までには入り終えたい、と家族に宣言し順番を確保。
それから普段バスタブに入れているエプソムソルに今日の気分のアロマの香りを追加。レモングラスとジュニパーの精油に決めた。血流良くなりそう。
私より先に入る家族には、少し奮発して中性重炭酸入浴剤のBARTHを1錠→これも無香料で疲れが取れておすすめ。
さらに、浴室内のタオルバーに吊るしているワイヤーカゴに防水のBluetoothを置いて、好きなプレイリストの音楽を流す。狭めの密室は音響効果バッチリ。
バス用キャンドルなんてあれば雰囲気変わるけれどそんなものは持っていないので、浴室の電気を消して脱衣所はつけたまま。これでいい感じ。(攻めてる〜)

レモングラスとジュニパーの香りに嗅覚を刺激されながら、まったりと湯船に浸かっていたら、昔を思い出した。
毎日、幼い息子たち2人と一緒にお風呂に入っていた頃、本当に大変だったこと。
夫の帰りが遅く、私が息子たちのお風呂担当。髪を洗うのを手伝って、3人順番に洗って出るだけで疲労困憊。お風呂から出てからの色々(保湿、着替え、髪を乾かす、歯磨き、読み聞かせ…)も楽しめていたのかどうなのかすら思い出せない。
部屋は片付かないまま、とにかく無事に1日が終わるとホッとしたものだった。

『早く1人でゆっくりお風呂に浸かりた〜い、早く…』とあんなに願っていたのに、その日は思いがけず早く訪れた。
あの頃を思い返せば、わちゃわちゃした中に幸せがたくさん詰まっていたんだなぁ。
白いガーゼハンカチを湯船に浮かべて形を作って遊んだり、わけのわからないことをして爆笑したり兄弟ケンカしたり。思い通りとは正反対の方向へ行ってばかり、イライラすることも多かったけれど戻ることのできないかけがえのない時間。
長い人生の中でご褒美タイムとさえ思える。

壁に囲まれた密室に心地よく響きわたる 藤井風の曲が、沁みる。

ああ
いつの間にか この日さえも懐かしんで
全てを笑うだろう
全てを愛すだろう

旅路

しんみり…
noteの話題が脱線してしまった。

おセンチになっている暇はない。
いい風呂の日を満喫したあとは
もうすぐ『いい肉の日』がやってくる。
企業戦略のようなものにはのっかりたくないけれど、ボーっと待っているだけではもったいないから時々攻めの姿勢でいきたい。平凡な日をちょっとだけ特別な日にするのも、わたしの自由だから。


今日も最後までお読みいただきありがとうございました。




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