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■日常のなかにある歴史と自分―『羊飼いの暮らし』
以前、友人が
すぐ近くに山がないのって
関東と尾張くらいなんだよねと話していました。
確かに、関東は関東平野が広がっていますし
私が暮らす尾張には濃尾平野があります。
言われるまで
ほとんど意識したことはありませんでしたが、
たとえば、山を背にする新神戸駅とか
新幹線で広島あたりを走ってるときとか
生活のすぐ背に山のある土地が
日本には多いことに気づきます。
そして、濃尾平野で育った私は
すぐ近くに山があることのもたらす感覚を
持たないのです。
そう考えると
生活圏に山がある/ないというのは
意識しないほど小さなものではあるものの
きっとそこに暮らす人の価値観に
何らかの「異なり」を齎しているのだろうと。
そんな気付きを与えてくれたのが
こちらの本です。
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■『羊飼いの暮らし』について
□ジェイムズ・リーバンクス著
□濱野大道訳
□ハヤカワ・ノンフィクション文庫
□2018年7月
□920円+tax
本書は、
「600年以上つづく羊飼いの家系に生まれ、
オックスフォード大学に学んだ著者が、
一家の歴史をたどりながら、
厳しくも豊かな農場の伝統的な生活、
そして湖水地方の真実を」綴ったものです。
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