![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/144187846/rectangle_large_type_2_1f6fe3ffb89bf00124df65e77bae86a7.png?width=1200)
【写真館629】おりがみがつたえくれるもの
今日の一枚はコチラです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/144186843/picture_pc_d325f8faf56d32232686fd860959861f.jpg?width=1200)
先日入ったコメダ珈琲店に飾られていた折り紙です。色とりどりの折り紙で、花や動物が折られています。
小中学生のころ、お友だちへ小さな手紙を書くことがありました。それはお家で用意したものだったり、授業中だったり、わりと時かまわず書いていたような記憶があります。
封筒に入れて渡すほど切実な内容ではなく、そのときの思いつけを書きつけただけの、「手紙」というより「メモ書き」みたいなもの。ノートの切れ端に書いたそれを、いろいろに折って渡していました。
花のかたちだったり、シャツみたいに折ったり。私は器用なタチではないので、基本的な折り方しかできませんでしたが、たまに「これはどうやって開くのかな…??」みたいな、立体パズルみたいな体のお手紙が返ってくることもありました。
メールやDMが主流になった今は手紙を書くことも少なくなりました。ちょっとした思い付きを友達と共有するのにも、LINEでさくっと済ませてしまいますし。
もちろん、おとなになってしまいましたから、そんな小さな手紙を書くこと自体なくなりましたが(笑)それでも、折られたものを見ると「これを折った人がいる」ことを如実に感じられて、ちょっとだけあの頃を思い出したりします。
あの頃、あんなに熱心に手紙を折っていたのは、もしかするとそういった体温も手渡したかったからかなぁなどと思うのでした。
■関連記事
■6月22日 今につながるあの頃を
■わたしの輪郭をたどる旅―上坂あゆ美『老人ホームで死ぬほどモテたい』
■noteと推し活とエッセイ
■おすすめマガジン
■えりたマガジン
■えりた写真館マガジン
■【えりた書店】
んじゃ、また。
いいなと思ったら応援しよう!
![えりた](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110548732/profile_1b1cf1cb098213b617afc4bfe5c69bd1.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)