■原体験がもろもろと顔を出す―『深夜、生命線をそっと足す』
学生時代に、友人と
ミュージカルを観に行きました。
とても感動的で素敵な物語でした。
終幕後、ふと隣に座る友人を見ると
ものっそいダダ泣き状態。
それくらい深く感動したのだなと
ぼんやり思って泣き止むのを待ってると
彼女が一言、
「なんで泣いてないの?
あんた、人間じゃない!」
と言い放ったのです。
泣いていないというだけで、
まさかの種から否定(笑)
あまりにも根本からの否定過ぎて
反論も思いつきませんでしたとさ。
とまぁ、学生時代
わりとざっくりめに刻まれた傷が
私