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人間界からお邪魔します③〜水木しげるロード〜


◯ 島根・鳥取旅行をしたときの記録




 旅の2日目は鳥取県米子市を出発し、境港市へ向かう。水木しげるの出身地ということで、ゲゲゲの鬼太郎にちなんだエリアがあるらしい。


行って確かめなくては!


 9時49分にホテルを出発。この日も穏やかに晴れていて、ドライブ日和だ。米子市から境港市まで、車で30分くらいで着く。助手席できょろきょろしていると、左手奥に米子鬼太郎空港が見え、手前には自衛隊の機体があった。


おぉ〜。すごいすごい。きゃっきゃっ言っていたらカメラを出すのが遅くなり、1枚しか撮れなかった。
するとすぐに、「メロディー道路」と書かれた看板が見えた。

メロディー道路?

ゲゲゲの鬼太郎キャラたちが描かれた看板に、ゲゲゲのゲの文字があったから、おそらくそれに纏わる音楽が聞こえてくるのだろう。


聞きたい聞きたい!と声を上げたが、時すでに遅し。左車線を走らなければいけなかったのに、気付くのが遅くて車線変更ができなかった。ざんねーん!また機会があれば…、と走り去った。


10時27分。境港市の駐車場に到着。
駐車場に設置された看板からゲゲゲの鬼太郎だ!
見て見て!とわたしは子どものようになった。

鬼太郎、猫娘、目玉おやじだ〜!


 まずは駅に行こうと歩いたのだが、水木しげるロードを指差す目玉おやじの看板を見つけた。

水木しげるロードはあっちじゃ


うぉ〜〜〜!!!かわいすぎる!!!

境港駅に着くと、至る所がゲゲゲの鬼太郎である。
駅の構内はもちろん、自販機、電灯、建物の壁にも妖怪たちが!わたしのテンションはぶち上がった。


ちなみに、米子駅から境港駅までのJR境線は妖怪列車(ゲゲゲの鬼太郎のラッピング電車)が走っていて、沿線の各駅には妖怪の名前がつけられていると言う。のんびり電車で来るのも楽しそうだなぁと思った。

駅でひとり、ねずみ男をしました
巨大壁画に目玉おやじの電灯
水木しげる先生執筆中の像
鬼太郎と郵便ポスト
世界妖怪会議


わ〜キャー言いながらフォトスポットを楽しんでいると、もう既に、水木しげるロードへ足を踏み入れていた。

今回気に入った「べとべとさん」
電灯に猫娘!
おすいに鬼太郎!
ひとり顔出しパネル


もう本当に、妖怪だらけ。全て写真に収めてやると意気込んでいたのに、途中で力尽きてしまうほど。途中で妖怪神社に寄り、目玉おやじや目玉石というものに触ってみた。楽しみにしていたからくり人形おみくじは故障中で、少し残念だった。

妖怪神社


歩いていると見所がたくさんあって、小さな落ち込みはすぐに吹き飛んでしまう。まだいるのかと思ってしまうほどの妖怪たちを見ながら、お土産を探したり、アイスやイカ焼き、たこ焼きを食べたりして楽しんだ。

求肥いりでモチモチ最中アイス
イカ焼き美味しい!
たこ焼き のんの さん


軽く腹ごしらえもしたし、と水木しげる記念館に行く。入り口から鬼太郎が出迎えてくれて、期待が高まる。

いい湯じゃ鬼太郎


 記念館の展示は、水木しげる先生の生い立ちから戦争に行ったときの話、戦地から帰ってきて執筆しているときの話、執筆作品についてなど、数多くあった。いやぁ、波乱万丈の人生とはこういうことを言うんだろう。
 わたしは水木しげる先生の失敗エピソードなどを読んで、おこがましいながらも「こんなわたしでも生きてていいんだ」と、急に壮大な希望をもらった。ぽんこつでも前を向いていきます!


その後は串刺しのまんじゅう「妖菓 目玉おやじ」を食べたり

澄んだ目

お茶休憩をしたり

鬼太郎カフェラテ

海鮮を食べたりした。

海鮮処 空島 さん


 復路でも妖怪をたくさん見て、目星をつけていたお土産をたくさん買った。

太陽光発電にも鬼太郎!


駅方面へ帰る途中、足湯に入ったり、撮っていいのかな?と思いながら交番の写真を撮った。

鬼太郎交番です



境港駅の横にある「みなとさかい交流館」という建物の2階に「鬼太郎妖怪倉庫」というものがあり、気になって行ってみた。


並んで待っているときに、中に入っていた方々がきゃーー!!!と言いながら出てきた。
え、マジ?
わたしはお化け屋敷だと思っていなかったので、思わず「怖いんですか?」と受付のお姉さんに聞く。「お化け屋敷みたいな感じです」と言われ、えぇー聞いてないよ!と焦っていると、順番が来てしまった。いざ、ゆかん。

妖怪倉庫では、各所に置かれたスタンプ(金運とか書いてある)を選んで押して、自分だけの開運ノ札を作ることができる。

仕事、家内安全、勝負運、全体運を選びました!
全体運 無敵☆


スタンプを探しながらも、思いのほか暗い場内にドキドキしてくる。おいおい、ちょっとこわいじゃないか〜。わたしも例に漏れず、悲鳴を上げながらお化け屋敷を終えたのだった。

1階に降りてお土産を買い足し、かわいいロッカーと鬼太郎を見つけた。
かわいすぎて名残惜しく、「水木しげるロードをもう一周してこようかな、わははー」なんて戯言をいいながら、心を鬼にしてもうひとつの目的地へ出発した。


③−2へつづく。



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えりぱんなつこ
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