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人間界からお邪魔します④-3〜玉造温泉〜
◯島根・鳥取旅行をしたときの記録
「1日くらいは、ちょっといいお宿に泊まりたくない?」
そんな気持ちから、3日目は温泉街の宿を予約した。
松江城から車で約20分。遠くからでも見える、大きなモニュメントを発見!玉造温泉の入り口だ!
17時過ぎくらいに温泉街へと辿り着いた。
ただ、分からない。本日のお宿の駐車場が分からないのだ。
「ホームページに何て書いてあったっけ?宿泊確認メールに書いてあった?」
などとアタフタしてる間に、お宿を通り過ぎてしまった。ああ。
左折すると、[宿の名前②]という看板が立っている。これが駐車場かなぁ。とりあえずそこに停めさせてもらう。
「なんかここは違うんじゃない?さっき、宿の前に車停まってたし」
「どうなんだろ」
「停まってる台数少ないし、従業員用かもよ笑」
確証が持てないので、わたしは宿までダッシュ。
不審者っぽくなってしまったので、ヒヤヒヤしながら「あのぅ」と声を掛けた。
するとやはり、わたしたちのいる駐車場は従業員用だった。
(恥ずかしい!)
そんな変な客に対しても、従業員の方は優しい。
宿の前に車を駐車後、担当者が駐車場へ移動するという。
(すっげー、本格的なお宿だ)
一方通行の時間になっていた為、車でもう一度ぐるっと回ってから、ようやくお宿に入ることができた。
受付をお願いすると、担当者が案内してくれるというので椅子で待機。お茶やコーヒーが自由に飲めるので嬉しい。続けて従業員の方に、色浴衣を選んでお待ちくださいと言われ、どれがいいか本気で悩む。
きっと、色浴衣を選び終えるまで担当の方は待ってくれているんだろうなぁ。とても高級お宿っぽさを感じる。
選び終えると、案の定お部屋までの案内が始まった。
お風呂場までの行き方、部屋の鍵の使い方、夕食の時間の確認、などなど。いろいろな説明があった。最後には、お茶はどうされますか?とお部屋でお茶を入れてくれるサービスまで。
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あれ。
お宿って、こんなに至れり尽くせりだったっけ。
あまり泊まらない雰囲気のお宿の接客に、びっくりするやら嬉しいやらでドギマギ。夫と2人になった部屋の中、従業員さん覚えること多っ!これは大変だよ!と話した。
(どのくらいか知りませんが)ひとまず、従業員の方の給料を上げてほしい。そんなことを考えてしまった。(いらぬ世話)
部屋で少し休んだあとは夕食→外の散策→宿のアトラクション→お風呂→就寝予定だ。
18時。夕食の時間。私服で会場へ向かう。
席には名前入りのようこそカードが!
こういうのってやっぱりテンションが上がる。
お料理は担当の方がひとつずつ持ってきてくれる方式なので、少しソワソワする。
折角なので、お酒を注文。
夫はウイスキー、わたしはシャインマスカットのサワーを頼んだ。おつかれさまでした〜。
島根県はシャインマスカットのイメージがなかったのだが、とても美味しかった。
お料理も全て美味しい。ふわふわしてくる。
自分では作れない一品を楽しめる幸せがある。
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終盤、夫が4杯目のお酒を頼み、わたしはプチギレ。さっき3杯までって言ったのに!(鬼)
まあ、気分がいいので許す。
部屋に戻ると、お布団が敷いてある。
大切にしているくまのぎんじを椅子に座らせてきたので、もしかしたらベッドメイキングされてるかも!なんて思っていたのだが、見事にスルー。
従業員の方も「なんでぬいぐるみが」と困っただろうなぁ。勝手に触れないのだろうし。いい歳してるのにすみません。でも、人それぞれなので許してください、と自身の悶えを鎮めた。
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お菓子はわたしが食べました
お腹を落ち着かせてから外へ。
宿が立ち並ぶ玉湯川沿いを歩く。竹を使ったイルミネーションがあったり、子ども向けの縁日などをやっていたり。暗闇は神秘的になっていいね。
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川の途中で足湯があり、入ってみることにした。
ぽちゃ。
アヅッッッッッ!!!!!
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たまたま入った所が源泉(?)近くで熱すぎた。
え、熱すぎん?熱すぎるよね?これ本当に?座るところがあるのに?
何度か試してみたが、足全体を入れる前に指がビリビリしてきた。熱さで痺れるなんて、初めての体験。これは危険だ。わたしたちは源泉を舐めていた。
少しだけずれると、足を入れられるくらいの温度になっており、ほっとした。場所が違うだけで、こんなに温度が変わるのか。すごいな〜。こういうのって、理科の勉強っぽいのかなー。いや、文章問題の計算だとしたら数学か。今はもう、何も解けないだろうなぁ。
その後は各所にある像を見たり、でっかい勾玉を見たりして歩いた。
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お宿ではオリジナルのプロジェクションマッピングショーがあるというので、それに合わせて戻る。プロジェクションマッピングは老若男女が楽しめるものになっていて、音楽も映像もきれいだった。前の席に座っていた男の子は途中で集中が切れてしまったようで、お母さんにちょっかいを出してみたり、椅子からなだれ落ちるように座ってみたりする。お母さんやお姉ちゃん、お父さんにまでも注意されていて微笑ましかった。ふふふ。
その後は各自風呂に入り、疲れを癒した。
これが玉造温泉かぁ〜。
温泉に入ると、肌がきれいになった感じがして嬉しい。体が蘇ると嬉しいな。
脱衣所ではマッサージチェアを試し、満喫してから部屋へ。
夫は布団に入るとすぐに眠ってしまったけれど、わたしはひとり広縁の椅子に座る。
(旅ももう中盤か)と黄昏てから布団に入った。
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※広縁(ひろえん):窓際に椅子とテーブルが置かれたあの場所
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