こころの余白をあらためて
自分のやりたいことについてうまく語れないことの方が多い、という話。それってどの範囲の話?人生?今の仕事で?生活で?それぞれ集結しているはずだけれどうまく紐付かないし、毎回言葉に発することは違うかもしれない。曖昧で、でもわかりたくてもどかしい。
本を好きな理由のひとつが、まさにこれじゃないかなと思っている。文章に触れることで自覚する。何に惹かれて何を思うのか、本という媒介を通じた著者との会話であり、自分との対話の時間だから。
そういった時間を重ねる中で、ふと言葉が立ち上がる。受け取ってきた言葉たちが自分の中で再構築され、考えとして発することができるようになる。そのことがすごく自分にとって大切で、おそらく揺らぎない根幹である。
忙しない時間の流れもあって、それはそれで楽しいけれど、だからこそ気がつけた余白の大切さ。
追記:
まったく別々に読んだのに、クルミドコーヒーの影山知明さんが、「西村佳哲さんの『自分をいかして生きる』から多大なインスピレーションをいただいている」と明かしており、ものすごく本同士のつながりを感じた。巡り合わせってやっぱりあるんだなぁという嬉しい気持ち。
いいなと思ったら応援しよう!
記事を読んでいただきありがとうございます。
みなさまよい一日を。